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- 「最後におまけが来た」西郷真央 “イーグル締め”でメジャー初制覇に名乗り!
国内メジャーの日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯3日目、今季5勝の西郷真央がインスタートの最終ホールをイーグルで締め、通算7アンダーでホールアウト。優勝争いに食い込んできた。
ノーボギーの66で会心のラウンド
◆国内女子プロゴルフ<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 9月8~11日 城陽カントリー倶楽部(京都府)6555ヤード・パー72>
沸き起こるギャラリーの大歓声。そこで何が起こったのかはすぐに分かった。
今季5勝の西郷真央が、国内メジャー、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯3日目の最終ホール(9番パー5)をイーグルで締めた瞬間だった。
「最後の9番でおまけが来ました。ギャラリーの歓声で(イーグルを)知りました」
放ったティーショットはフェアウェイへ。ピンまで残り100ヤードの2打目を54度のウェッジで放つと、ピンまで2メートル地点に落ちたボールがそのままカップイン。
西郷は前半2バーディー、後半2バーディーのあと、最後にイーグルの66で回り、通算7アンダーの8位タイに浮上した。
今季は開幕戦での優勝から5月のブリヂストンレディスまでに5勝と圧倒的な強さを見せ、その後もコンスタントに予選を通過。成績は決して悪くないとはいえ、序盤の勢いに陰りが見え始めた印象があるのも事実。ただ、メジャーという大舞台で優勝争いに加わってきたところ、この日のイーグルで彼女の底力を見たような気がした。
所属先の島津製作所は今大会開催地の京都に本社を構えるため、「ちょうど今日、専務や社員の方たちが応援に駆けつけてくれて、イーグルを見せられて良かったです」と笑顔を見せる。
西郷の好調の背景には、「自信が芽生えてきた」というパットの好調さがある。
「去年よりも惜しいパットが増えてきて、より長い距離のパットの精度も上がってきました。以前は3メートル以内につかないと勝負にいけなかったのですが、今は長い距離でもしっかりとラインを狙いにいけているので成長を感じています」
しかもこの日はノーボギーと完璧なゴルフ。「今日はボギーのピンチがなかったです」と、淡々と言えるところからも調子の良さがうかがえる。目標とするメジャー制覇は射程圏内だ。
西郷 真央(さいごう・まお)
2001年生まれ、千葉県出身。ルーキーイヤーの20-21シーズンはパーオン率3位、トータルドライビング1位、ボールストライキング1位などの活躍で、シーズン21回のトップ10入り。未勝利ながら賞金ランキング4位でシーズンを終えた。今季は開幕戦でのツアー初優勝を含め、すでに5勝をマークしている。島津製作所所属。
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