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リッキー・ファウラー“15回目の2位”で思い出す 松山英樹に競り負けた日の品格ある振る舞い
ZOZOチャンピオンシップ最終日、単独首位からスタートし、3年ぶりの優勝を目指したリッキー・ファウラーだったが、スコアを伸ばせず2位に終わった。しかし、悔しさを隠して優勝したキーガン・ブラッドリーをたたえる姿は松山英樹に惜敗したときのグッドルーザーぶりを思い起こさせた。
「今季は、いいシーズンになりそうな気がする」
今回もファウラーは、やっぱりグッドルーザーぶりを披露した。
勝利したブラッドリーが米国の自宅でテレビ観戦していた妻とスマホでつなぎ、「勝ったよ」「おめでとう。あなたの1打1打をすべて見ていたわ」と、熱いやり取りを交わしながらうれし涙を流していたとき、ファウラーは毅然と敗北インタビューに答え、こう言った。
「ほろ苦い結果になった。もちろん勝ちたかった。いい感じで今日の最終日を迎え、実際、いい感じでプレーしていたけど、勝つためのチャンスを自分に与えるゴルフを最後まで続けることができなかったのだと思う」
「いいパットもあったとは思うけど、まるでカップにカバーがかかっているかのようで、沈めきれなかった」
「キーガンには大きな祝福を贈りたい。彼はとにかくいいパットをして、僕にはそれができなかったということだ」
パットの差が勝敗の差となったことを潔く認め、勝者を心から賞賛したファウラーの姿は、敗者ながら大きく見えた。
今夏に長年の相棒キャディーだったジョー・スコフロンと決別し、その後、スイングコーチも変更して、昔のコーチだったブッチ・ハーモンの門を再び叩いたばかりのファウラーは、勝利から遠ざかっているこの3年超のスランプから、なんとかして脱出しようと、もがいている。
折りしも、別れたばかりの「昔のキャディー」は、9月のプレジデンツカップから韓国出身の20歳の新鋭トム・キムのバッグを担ぎ始め、プレジデンツカップでは大活躍を見せた上に、シュライナーズチルドレンズオープンを制して早くも通算2勝を挙げた。
そんな出来事もファウラーは「ジョーのことは、いつも恋しく懐かしく思っているし、トム・キムと一緒に勝って頑張っているよね」と素直に讃えている。
一方で、自分が作り出したばかりの新体制のチームは、本当にこれでいいのかどうかという不安や迷いは当然あるが、その中で臨んだZOZOチャンピオンシップで優勝争いができたことを彼は高く評価していた。
「勝てなかったけど、シーズンを好発進できたことはうれしい。今季は、いいシーズンになりそうな気がする」
ファウラーのポジティブな思考、ポジティブな姿勢は、この日、アコーディア・ゴルフ習志野CCで彼を見つめた1万人超のギャラリーにも、テレビ観戦していた日本中のゴルフファンにも、前向きな気持ちを抱かせてくれたのではないだろうか。
日本に所縁のあるファウラーが日本の土の上でトロフィーを掲げることはできなかったが、彼は素敵な置き土産を日本に残していってくれたように思う。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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