最終日の平均ストロークが1位の菅沼菜々 逆転初優勝が狙える4位タイに浮上!

国内女子ツアーの「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」2日目、ツアー初優勝を狙う菅沼菜々が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算4アンダーでフィニッシュ。25位タイから4位タイにまで順位を上げた。

勝負をかけたアプローチでチップインバーディーを奪う

◆国内女子プロゴルフ〈樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 10月28日~10月30日 武蔵丘ゴルフコース (埼玉県) 6650ヤード・パー72〉

 最終18番パー5でチップインバーディー、ギャラリーからの大歓声を受け満面の笑みを浮かべた菅沼菜々。自らギャラリーが多ければ多いほど力を発揮できるタイプと語るが、見事にそれを実証した。

「下りが強かったので、パターで打とうかと思いましたが、11番でもチップインバーディーを決めていたので、アプローチでいきました」と菅沼。

 一つ間違えればピンを大オーバーするような状況だったが、56度のウェッジで7ヤードの距離をアジャストして見せた。

最終日に強い菅沼菜々。好位置から逆転初優勝を狙う 写真:Getty Images
最終日に強い菅沼菜々。好位置から逆転初優勝を狙う 写真:Getty Images

 スタート前にピン位置を確認し、グリーン上のどこにボールを乗せてはいけないのかを確認するのが、菅沼のルーティンとなっている。

「今日は傾斜にピンが切ってあるホールがいくつかあったので、いつも以上に頭を使って、落としどころを考えました」と菅沼。その甲斐あって、この日は一度も3パットが無かった。

 もちろん、マネジメントがしっかりできていても、狙ったところにボールを落とせるショット力がなければ意味がない。前週のマスターズGCレディースではショットの不調もあり、約半年ぶりの予選落ちを喫したが、今週はそこをしっかり修正してきた。

「トップのときにシャフトがクロスに入っていたことが原因で、インパクトでは手で合わせる動きがあり、引っかけが多くなっていたことに気がつきました」と菅沼。クロスとは、ボールと目標を結んだターゲットラインとシャフトが交差することをいうが、それをできるだけ平行になるように心がけた結果、引っかけのミスを抑えられたという。

現在最終日の平均ストローク1位!ピン位置次第では…

 今季4度目の予選落ちを喫した先週は、練習したい気持ちを抑え、土日の2日間をあえて休養に当てたという。

「しっかりと睡眠をとることができたので、疲れはまったくありません」と元気さをアピールする。

 優勝こそないものの、現在メルセデスランキングで8位につけている菅沼。トップテンの回数が14回(4位)とコンスタントに上位に入っていることが要因だが、3日間、あるいは4日間好スコアを並べることができないため、優勝まであと一歩届いていない。

 今大会も初日が71とスコアを伸ばし切れなかったことで、首位と5打差で最終日を迎えることになった。

 ただ、最終日の平均ストロークが69.30と、どのプロよりもいいスコアをマークしているのも事実。今大会はグリーンが硬く、スピードも速いため、ピンの位置にとっては上位が崩れないとも限らない。

「明日も今日と同じようにピン位置を確認し、できるだけ簡単なラインが残るようなところにつけたいです」というように、マネジメントとショットがかみ合えば、悲願であるツアー初優勝のチャンスも十分ある。

菅沼 菜々(すがぬま・なな)

2000年2月10日生まれ、東京都出身。18年プロテスト合格。20-21年シーズンは賞金ランキング47位で初のシードを獲得。初優勝が期待される選手の1人。あいおいニッセイ同和損保所属。

【写真】「ついに出た!」自身のオフィシャルグッズを手に満面の笑顔を見せる菅沼菜々
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