「攻めるゴルフを貫く」
◆国内女子プロゴルフ<大王製紙エリエールレディスオープン 11月17~20日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6575ヤード・パー71>
大王製紙エリエールレディスの2日目。来季のシードが決まる今大会で、崖っぷちに立たされていた河本結が3バーディー、2ボギーの70で回り、通算2アンダーの34位タイで予選通過。
シード獲得へ望みをつないだ。

2019年にツアー初優勝を飾りシードを獲得するも、翌シーズン(2020-2021)は賞金ランキング61位、メルセデス・ランキングは53位でシードを喪失。
今季も苦しい戦いが続き「QTも考えていたけれど、絶対に行きたくなかった」と話す。
シードを獲得すれば年間を通して試合に出場できるため、オフには体力作りやトレーニングに十分な時間を取れるのが大きいと言う。
ちなみに、今大会開幕前のメルセデス・ランキングは52位で、シード獲得50位に入るためには単独24位以上が最低条件になっている。
「2日間を予選通過したい思いでプレーしました。シードが懸かっているので、より多くのバーディーを取ること、攻めるゴルフを貫いていきたい。今日は最低限のことはできました。あと残り2日間をつながないとチャラになるので、とにかく気合い。自分の気持ち次第だと思います」
また、次戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを諦めていない」と話す河本。
「何があるか分からないので、上を目指して自分のスコアに集中してやるだけ」と逆転シード獲得に向けて前を向いた。
河本 結(かわもと・ゆい)
1998年8月29日生まれ、愛媛県出身。ツアーを席巻している「黄金世代」の一人。両親の影響で5歳からゴルフを始め、2018年にプロテスト合格。翌年の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初優勝を挙げる。弟はプロゴルファーの河本力。リコー所属。