- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 女子プロは1試合どれくらいの荷物で移動する? 予備を一番多く持っていく意外なモノとは?
素朴な疑問が頭に浮かびます。一般ゴルファーでも宿泊を伴うラウンドの際は大荷物になりますが、ツアーを戦う選手ともなると、いったいどれくらいの量の荷物を持って移動しているのでしょうか。
ウエアは最低限でもお気に入りのシャンプーやパジャマは必須
2023年国内女子ツアーのスケジュールが12月20日、発表されました。
3月2日に開幕するダイキンオーキッドレディス(沖縄県・琉球GC)から11月26日に終了するJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎県・宮崎CC)まで、38試合が行なわれます。選手たちは1年の70%以上をツアー生活にあてることになります。
そこで素朴な疑問が頭に浮かびます。一般ゴルファーでも宿泊を伴うラウンドの際は大荷物になりますが、ツアーを戦う選手ともなると、いったいどれくらいの量の荷物を持って移動しているのでしょうか。
05年から18年までの14年間、ツアーフル参戦を続け、公式戦の日本女子プロゴルフ選手権を含む7勝を挙げた飯島茜に話を聞きしました。
「1試合の遠征でゴルフバッグと大きなスーツケース1個ずつが基本です。飛行機で移動する場合は両方を預け、小物や貴重品を入れたハンドバッグは機内に持ち込みます」
空港のカートにいくつものスーツケースを積む姿をイメージしていましたが、実際は思ったより少ない荷物で移動しているようです。プロゴルファーに欠かせないウエアやシューズはどのくらい持っていくのでしょうか。
「私の場合、シューズは常に2足、ウエアは試合日数プラス練習日の数だけ用意します。例えば、4日間の大会で練習日が2日あるとしたら、ウエアは6セット準備します。そのうち1セットは自宅から着て、新幹線や飛行機で移動しますよ。試合会場に着いたらシューズを履き替えれば練習ラウンドに出られます」
以前はスーツケースに2~3本入れていたベルトも着替えのストックも準備せず、日数分のなかで賢く着まわして気候や状況に対応していたそうです。
「プレー以外の時間はTシャツとデニムのようにかさ張らずラフな格好で過ごすことがほとんどですが、前夜祭が予定されている場合は必ずパーティー用の服やそれに合う靴を持っていきます」
TPOを意識した、メリハリの効いた服装を準備するのですね。
また女性目線だと、洗面具やバスグッズを持っていくかどうかも大いに気になります。旅慣れているプロゴルファーなら、荷物削減のためにもホテルのアメニティーを活用するのでしょうか。
ところが飯島は「私の場合、歯磨きセット、シャンプー、リンス、ボディーソープ、パジャマは試合のたびにすべて持参します」と言います。
旅慣れているからこそ、いつも使っているお気に入りのグッズでストレスなくバスタイムを過ごし、マイパジャマでより心地良い睡眠がとれるようにしているのでしょう。遠征先でもできるだけ自宅にいるのに近いリラックスを得るために、必要なものとそうでないものとの取捨選択を優先させているように感じます。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking