首と背中に痛みを感じたものの調子は上向きの松山
◆米国男子プロゴルフ<ソニーオープン・イン・ハワイ 1月12~15日 ワイアラエカントリークラブ (ハワイ州) 7044ヤード・パー70>
昨年、日本人としては83年の青木功以来、39年ぶりにソニーオープンを制した松山英樹。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ今年は、2日目までパットが決まらず、思うようにスコアを伸ばせなかった。
3日目の後半に入ってようやくパットが決まり出し、65をマーク。通算8アンダーまでスコアを伸ばす。首位とは7打差あったが、「パター次第ではまだチャンスがあるところにいると思うので、頑張ります」と前を向き最終日に臨んだ松山。

最終日、いきなりスタートの1番パー4で2打目をピン手前約2メートルにつけるチャンスを迎えたが、カップに蹴られてパー。3番パー4でこの日初のバーディーを奪ったものの、その後はショットとパットがかみ合わないホールが続き、4番から8番までパーを並べる。3日間バーディーを奪っていた9番パー5で流れを変えるかと思われたが、痛恨の3パットでボギーを叩き、前半はパープレー。
巻き返しが期待された後半は逆にスコアを1つ落とし、通算7アンダーでホールアウト。16、17年のウエイストマネジメントフェニックスオープン以来、自身2度目の大会連覇を期待されたが、48位タイで4日間を終えた。
「ディフェンディングの試合で思うような結果を出せなかった」と悔やんだ松山だが、14番を終えた直後にトレーナーから左の肩甲骨周りをマッサージしてもらっていた。「多少首と背中に痛みがありました」というが、後半に入ってからティーショットが安定しなかったことを考えると、スイングに影響があったことは否めない。昨年も首痛に悩まされていただけに、気になるところではある。
前週のセントリートーナメントオブチャンピオンズでは21位タイ、今大会で48位タイと2週に渡るハワイシリーズでは満足のいく結果を得られなかった松山。
それでも、「思いどおりのショットを打てたときに、いいプレーができたことは収穫だった」と振り返る。次週の大会は欠場し、「もう少し何をすればいいのかを考えて、しっかりやりたいと思います」と、体のケアとスイングの調整をしてから、ファーマーズインシュランスオープンに臨むつもりだ。