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- 吉本ひかる“黄金世代”12人目となる初優勝 「左右に曲がって振れない」苦しみ乗り越え
国内女子ツアー第2戦「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」最終日、首位で出た吉本ひかるが前半苦しみながらも4バーディー、1ボギーでフィニッシュ。ささきしょうことのプレーオフを制して“黄金世代”12人目の初優勝を遂げた。
「ショートしないように、しっかり背中を使って打とう」
◆国内女子プロゴルフ<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 3月9~12日 土佐カントリークラブ(高知県) 6228ヤード・パー72>
「ショートしないように、しっかり背中を使って打とうと心がけていました」というパッティングが、吉本ひかるに勝利を呼び込んだ。
国内女子ツアー第2戦「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」は、12日に最終ラウンドを行い、首位の吉本と2打差でスタートしたささきしょうこが激しいデッドヒートを繰り広げた。

緊張感もあり、なかなかチャンスが来ない吉本を猛追するささきが6番で首位に並び、7番で逆転。12番を終えた時には逆に3打のリードとなっていたが、吉本も負けていない。中島敏雅コーチから「手先で打つよりは大きいところを使って打ったほうがいい」と言われ、自分の感覚と合っていたことから実践していた「背中で打つ」パッティングを、バックナインに入ってより心がけた。
これが奏功して11番、13番でバーディー。14番でささきがボギーを打った後の15番では3メートルを決めて、首位タイに返り咲く。続く16番でも1メートルにしっかりつけたチャンスを決めて通算19アンダー。単独首位の座を奪い返した。
ささきも粘って17番バーディーで追いついてきたため、勝負はプレーオフへ。18番の繰り返しで行われた1ホール目のバーディーチャンスを決められず、2ホール目に持ち込まれたが、ここで吉本はビッグチャンスをものにした。
左奥9メートルの緩やかなフックラインを、ピッタリのタッチで打って見事にカップイン。左上からのささきのバーディーパットが入らず、吉本の優勝が決まった。
ツアー7年目の初優勝。“黄金世代”と呼ばれる実力者揃いの1998年度生まれの中では12人目の優勝だ。優勝まであと一歩と感じられた2019年に勝つことができず、その後「左右に曲がって振れない」という苦しい状況に見舞われた。19年に得たシードも1年で手放し、QTからの再出発。くじけず、中島コーチ、松山英樹も見ている飯田光輝トレーナーとともにじっくりと克服した。
激戦となったこの日も、その2人との日々を支えにした。勝負を決めたのは、前日に飯田トレーナーからLINEで言われた「つらい時こそ笑顔でプレーしてください」という言葉と、中島コーチとつくり上げた背中で打つパッティング。特に、勝負を決めた9メートルは「(プレーオフ)1回目の時に短い距離をショートしていたので、絶対オーバーさせようと思ってイメージが出ていた。手元で打たず、背中で打とうと思ったら、届いて入りました」と、鮮やかなものだった。
ギャラリーの前での優勝スピーチでは、笑顔が一転、涙が止まらなくなった。落ち着いて受け答えしていた公式会見でも、家族の支えに話が及ぶと「本当に悪い時もすごい励ましてくれて、感謝の気持ちしかないです」と、再び涙があふれる。サポートに支えられてたどり着いた優勝だったことが伝わってくる一幕だ。
「とりあえず1勝できたので、でもまだプレーオフになって緊張して曲がったりしたし、もっと優勝したいなっていう風に思うので、優勝目指して頑張ります」と、貪欲さも見せる吉本。先の長いシーズンが、さらに楽しみになってきた。
猛追及ばず敗れたささきは「入れ返したいっていう気持ちがあったんですけど、フェアウェイのセンターからなかなか寄せきれず、バーディーを取れなかった自分のミスかなと思うので」と、プレーオフ2ホール目の第2打を悔やんだ。
それでも、7バーディー、2ボギーの猛追で2打の差を詰め、プレーオフに持ち込んだことには満足感もある。「いいゴルフはしてると思うので、次につながると思います」と、前を向いた。
実は、オフシーズンの昨年12月に、左足中指を骨折している。「理由は恥ずかしくて言えないんですけど」と言葉を濁したが、2~3週間は歩くこともままならず、クラブを握ったのは2月の合宿から、という思いがけない事態。それでも、中学時代から練習に訪れているコースというアドバンテージもあって、プレーオフまで持ち込んだ。
苦手意識のあるシーズン序盤だが「今年は自分のゴルフに集中してできているんじゃないかなと思います」と言うのも、欲を出さない“ケガの功名”かもしれない。今大会では逃した5年ぶりのツアー5勝目に向けての手ごたえは十分だった。
吉本 ひかる(よしもと・ひかる)
1999年2月25日生まれ、滋賀県出身。1998年度生まれの“黄金世代”の1人。2017年プロテストに合格し、18年からツアーに本格参戦。翌19年には2度の2位などトップ10を8回記録し、賞金ランキング28位でシード権を獲得。その後、低迷が続いたが、23年「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」で黄金世代12人目となる初優勝を遂げた。マイナビ所属。
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