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- 「綺麗で力強いスイング」の原英莉花が2位にランクイン! アマチュアが参考にすべきポイントは?
熱心なゴルファーが集まると、誰のスイングが理想かという議論は定番です。世間のゴルファーはどう考えているのか? e!Golfでは「国内、海外問わずベストスイングは誰だと思いますか?」というアンケートを実施。女子編では314の有効回答があり、1位には32票を獲得した東京オリンピック金メダリスト、ネリー・コルダが輝きました。
原英莉花は左足の踏み込みがうまく力強く見える

コルダに次ぐ2位に入った原英莉花は、ツアー通算4勝。今季は年間女王への期待がかかる、人気と実力を合わせ持つプレーヤーです。「綺麗で力強いスイング」と、投票してくださった大半の方が同じ理由を上げています。
その特徴について吉田氏は、「足がうまく使えているのが力強く見えるポイント」と、下半身の力感が強いタイプと言います。「バックスイングを右足の踏み込みでスタートしたら、切り返しでは左足を踏み込みスクワット動作が入っています。スイングの力強さを感じるのは、切り返し時の左足の踏み込みで、彼女の場合、骨盤の角度が深く沈み込んでいるので、より力強さを感じます」。
左足の踏み込みは誰もが取り入れたいスイングの基本動作。その際に気をつけたいのが、ヒザを前に出さずに、お尻を後ろに引くように動かすこと。「トレーニングのスクワットと同じ動きです」と吉田プロ。踏み込むタイミングも大事で、クラブが上がっている最中に動き出すことを心がけると良いそうです。
ループが小さくなったリディア・コ

リディア・コは幼少時から天才少女と呼ばれ、世界ナンバー1の座についたのが17歳だった2015年。頂点に上り詰めた後の17年からの4年間は、わずか1勝と苦しい時期もありましたが、昨季はシーズン3勝を挙げて年間女王に。世界ランク1位にも返り咲きました。
そのスイングを見て、「バックスイングでアウトに上がってダウンはインサイドから下りるクラブのループが小さくなった」という吉田氏。「下半身はその場で回転し、スピードも速い。クラブのループと、下半身を先行させることでインサイドからの軌道が安定。力感もなくナチュラルなスイングだから、非常に再現性が高い」と、スイングを分析します。
そしてクラブをループさせるのは、カット軌道でスライスに悩むゴルファーには参考になると続けます。「ややアウトに上げると、胸の前のスペースが崩れにくいんです。よくいう腕の三角形がキープしやすく、体とクラブがシンクロしやすくなります。コのように、ショットの前のワッグルで少しオーバーにアウトに上げるルーティンを入れると、イメージしやすくなります」。
岡本綾子の流れるようなスイングは練習の賜物

世界で戦ったレジェンド岡本綾子が4位にランクイン。岡本に1票を入れた人からは「リズムよく、力感もない」という理由が多く上がっていました。吉田氏は「タイミングよく振れているのが、リズムよく感じる要素」と、そのスイングに解説します。
「当時の飛ばないクラブで最大限に飛ばそうとして出来上がったスイングだと思います。腕の運動量が多く、ダウンスイングでは腰が目標方向にスライド、その結果右足を擦るようにして左へと移動しています。横移動は、スクワット動作の縦、右ツマ先から左カカトへと体重移動する横(トルク)に加えて、3つ目の地面反力で飛ばしの要素。また、腕が下りてくるのを待つために、タイミングを取りやすくする効果もあります」
つまり、腕の運動量が多い分、クラブが下りてくるまでには時間がかかります。その間、腰をスライドさせてタイミングを取っているというわけです。
「岡本プロはこのタイミングの取り方が非常にうまく、流れるようなリズムの良さがあるのです」。現代では少なくなった動きですが、その理由についても「クラブの飛距離性能が上がって、スイングがシンプルになったこと。そしてこのスイングをするには天性の調整力が必要であり、ものにするには相当な練習量も必要になります」。
今と比べて、昔の選手は練習量が多かったというのも、スイングがそうさせていたのかもしれません。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
海外のスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタントの肩書で活動。2019年にはゴルフダイジェスト・レッスンオブザイヤーを受賞。ゴルフネットワークでは、米ツアーの解説を務めることも。多くのゴルフメディアで連載を持つスイング博士。
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