- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 連覇で復活へ! 飛距離アップした西郷真央が首位と2打差の好発進
アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI初日、昨季後半から不調に苦しめられてきた西郷真央が復活の2連覇に向け好発進を切った。
昨年と比較して飛距離アップを実感
◆国内女子プロゴルフ<アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 3月24~26日 UMKカントリークラブ(宮崎県) 6565ヤード・パー72>
西郷真央が、復活の気配を漂わせている。
アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI初日は、5アンダーでプレーした藤田さいき、若林舞衣子、川崎春花、山内日菜子、吉田優利の5人が首位を並走。1打差で昨年の年間女王・山下美夢有ら6人が追う混戦模様となっているが、西郷はさらに1打遅れた3アンダー12位タイにつけた。
4バーディー、1ボギーの3アンダー69。「トレーニングの影響で飛距離が伸びてるぶん、曲がるんです」といいながらも、優勝した昨年と比較して飛んでいることを実感してた。

例えば、昨年は第2打を3番ウッドで打って、手前から転がって2オンしていた10番パー5(485ヤード)を、この日は5番ウッドを手にしてキャリーで2オン。
「バンカーを超えてグリーンに届いていたので、今までの飛びとは違うな、と思いました」と笑顔を見せる。
ここまで来るのは決して楽な道のりではなかった。悪天候で2日間に短縮されたこの大会で2勝目を挙げて勢いづき、10戦5勝というとんでもない結果を出した昨年のこの時期。しかし、その後は海外遠征などを経験する中で失速。最終的には山下美夢有に年間女王の座を奪われ、メルセデスランキング2位に終わったが、その順位以上に苦しんだままシーズンを終えた。
最終戦JLPGAチャンピオンシップリコーカップでは、4日間で通算35オーバー。ぶっちぎりの最下位で、得意のドライバーを封印したほどだ。それでも、棄権をすることをよしとせず、最後まで戦い抜いた西郷はオフシーズンに立て直してきた。
連覇のかかる開幕戦ダイキンオーキッドを欠場し、米ツアーのHSBC女子選手権をシーズン初戦に選んだのも、新たな道を切り開く気持ちから。結果的には65位に終わったが「出場できてよかった」と前向きに話していたのが印象的だった。
国内今季初戦となったTポイント×ENEOSゴルフトーナメントは予選落ちに終わったが、オフに師匠であるジャンボ尾崎の下でトレーニングと練習に励んだ成果が、ようやく結果につながり始めた。
「ダイナミックに行け」というジャンボの言葉を思い出し「今日はパー5のティーショットがうまくいったので、明日はそれを求めすぎずに、とにかく気持ちよく振っていきます」と、宣言した。大会連覇で完全復活へ、西郷真央が再び立ち上がる。
西郷 真央(さいごう・まお)
2001年生まれ、千葉県出身。ルーキーイヤーの20-21シーズンはパーオン率3位、トータルドライビング1位、ボールストライキング1位などの活躍で、シーズン21回のトップ10入り。未勝利ながら賞金ランキング4位でシーズンを終えた。2022年は開幕戦でのツアー初優勝を含め5勝、メルセデス・ランキング2位という成績を残した。島津製作所所属。
最新の記事
pick up
ranking