大スランプからの復調が見えた!? 単独2位に終わるも自信を取り戻した比嘉真美子

山内日菜子の初優勝で幕を閉じたアクサレディス in MIYAZAKI。山内と最後まで優勝争いを演じたのが、ツアー5勝を誇る比嘉真美子だった。昨シーズンは33試合に出場して予選通過はたったの2試合、大スランプに陥っていたが今回の優勝争いで復調の兆しが見えてきた。

「新しい1日が始まって欲しくない」ほどだった比嘉真美子のスランプ

◆国内女子プロゴルフ<アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 3月24~26日 UMKカントリークラブ(宮崎県) 6565ヤード・パー72>

 復活優勝には、あと一歩及ばなかった。悔しさを押し隠し、比嘉真美子が次のステップに力強く足を踏み出した。

 アクサレディス in MIYAZAKI最終日、首位に1打差2位タイから、比嘉は2019年ダイキンオーキッドレディス以来のツアー6勝目をかけてプレーした。

 33試合に出場して、予選通過がわずか2試合だった2022年。不振から抜け出し「勝つとか、輝くとか、もう一度やりたい」という思いを胸にした戦いでもあった。

復活優勝とはならなかったが、大スランプからの復調を見せた比嘉真美子 写真:Getty Images
復活優勝とはならなかったが、大スランプからの復調を見せた比嘉真美子 写真:Getty Images

 大混戦を忍耐強く戦い抜き、最後は同じ最終組の山内日菜子に1打ビハインドで18番パー5に臨んだ。6メートルのバーディーパットを入れればプレーオフという展開だったが、ボールは無情にもカップをそれて2位に終わった。「入れるしかない状況。シンプルにそれだけ。入れたかったですね」と淡々と話す。

「今日の天気とコースを考えると、うまくマネジメントできたんじゃないかな」と分析した比嘉。「ずっといいプレーができなかったので、18ホールの中で、緊張する場面で(不調の頃のことが)フラッシュバックしちゃうんじゃないか、ポジティブにできないんじゃないか」という不安もあった。

 しかし、そこに陥ることなく乗り越えられた。「今日の勝ち負けよりもそれが大きい」というのは、本音をのぞかせる。

「試合が始まると、新しい1日が始まって欲しくないと思ったことが多かった。ワクワク感がない」というどん底から、ようやく立ち直ったシーズン。開幕4戦目で優勝争いをできたのは、比嘉にとってとてつもなく大きな意味を持っている。

 勝負には敗れたが、自信を取り戻した比嘉真美子はこれだけでは終わらない。次週のヤマハレディースオープン葛城は2013年に初優勝した思い出の大会。

「初優勝した大好きなコース、大好きなトーナメントなので、自力で(優勝を)つかみに行きます」

 静かに、だが高らかに優勝宣言をした比嘉が再び輝く日は近い。

比嘉 真美子(ひが・まみこ)

1993年10月11日生まれ、沖縄県出身。2012年にプロ入りし、本格参戦初年度の13年に「ヤマハレディースオープン葛城」「リゾートトラストレディス」の2勝を挙げるルーキー離れした活躍で賞金ランキング8位に。その後はしばらく勝てない時期が続いたが、17、18、19年と1勝ずつを挙げ、ツアー通算5勝。23年シーズンはQTランキング82位からシード復帰を目指す。TOYO TIRE所属

【動画】「キャリーとランが理想的!」比嘉真美子のグリーン手前からのチップインバーディー 実際の映像
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