逆転負けにショック…涙が止まらぬ川崎春花は“悔しさ”が残る3位タイでフィニッシュ

国内女子ツアー第4戦「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」。最終日を単独首位で迎えた川崎春花はスコアを伸ばすことができず、通算8アンダーの3位タイで戦いを終えた。

「結構、自分を追い込んでました」

◆国内女子プロゴルフ<アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 3月24~26日 UMKカントリークラブ(宮崎県) 6565ヤード・パー72>

 色白の顔が涙で赤く染まる。川崎春花は敗戦が決まった後、少し間を置いて取材エリアにやってきた。最初は質問に答えることもできず、うつむいてうなずくだけ。話し始めると泣き出してしまうのが、本人だけでなく周りにも一目で分かる。

 逆転負けは、それほど悔しかった。

通算8アンダーの3位タイで戦いを終えた川崎春花 写真:Getty Images
通算8アンダーの3位タイで戦いを終えた川崎春花 写真:Getty Images

 JLPGAツアー第4戦「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」最終日、川崎は通算9アンダー単独首位でスタート。最終組で回る比嘉真美子、山内日菜子とともに激戦を繰り広げた。前半は冷たい雨が降りしきる中、吉本ひかる、照山亜寿美らの追い上げもあり、混とんとした状況が続く。

 中でも、最終組は重苦しいムードが漂っていた。「勝ちたいけど、結果より結果につながる過程を意識してやってました。それを考えて明日(最終日)もラウンドしたい」と口にしていた川崎。だが、この日は思うようなプレーができなかった。

「結構、自分を追い込んでました」。最初に絞り出したのがそんな言葉だ。「勝ち負けじゃなくて、今日は調子がよくない中で(良い位置に)つけられず、決めきれず、流れを全くつかめなかった。(スコアを)落として終わったので、勝てない。まだまだかな」。消え入りそうな声で話し、下を向く。

 4番でバーディーを奪うも、8番でボギー。出だしの9アンダーのまま何とか優勝争いを続けていたが、思うようなプレーができず終盤に突入。スコアカード通りのプレーでこらえていたが、15番でボギー。優勝した山内とは2打差の3位タイに終わった。

 初めての逆転負けだ。2021年11月にプロとなり、最初のシーズンだった翌22年は「日本女子プロゴルフ選手権」で優勝。予選から本戦に勝ち上がってのシンデレラストーリーは逆転勝ちだった。

「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」での2勝目は、首位タイからの優勝。その翌週「樋口久子 三菱電機レディス」でも2位になっているが、首位で最終日を迎えたわけではない。実力があることを示しているが、その分、初めての逆転負けのショックは大きかった。

 口にはしていなかったが、心の中で掲げていた目標スコアは(最終日)6アンダー。「ずっと目標を目指してプレーしてたんですけど、うまくいかなくて焦りもありました」と、話せば話すほど悔しさがあふれる。

 それでも、最後は前向きな言葉で締めくくった。

「次も最終組で回ることができれば」。涙は止まらないままだったが、川崎はこの悔しさを大きな糧とするに違いない。

川崎 春花(かわさき・はるか)

2003年5月1日生まれ、京都府出身。2021年11月のプロテストに合格。22年8月に行われたステップ・アップ・ツアー「山陰ご縁むす美レディース」で勝利を飾り、同年9月には予選会からの出場となった「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」でレギュラーツアー初優勝。10月には「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で2勝目を手にした。村田製作所所属。

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