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オーガスタで優勝からプロテスト失敗 天国と地獄を見た梶谷翼が米国で大学進学を選んだ理由
3月29日~4月1日に開催される「オーガスタナショナル女子アマチュア選手権」。総勢72名の精鋭が出場する中、日本からは10名がオーガスタの地を踏む。最注目の1人が2021年大会で優勝した梶谷翼だ。しかし、女子アマゴルフの祭典を制したあとは決して順風満帆とはいかなかった。
日本から梶谷翼、馬場咲希ら10選手が出場するオーガスタ女子アマ
「ゴルフの祭典」マスターズの開幕より一足早く、オーガスタナショナルで繰り広げられる女子アマチュアの熱い戦いは、すでにゴルフファンの間では、お馴染みの大会になりつつある。

「オーガスタナショナル女子アマチュア選手権」は、2018年マスターズの開幕前にフレッド・リドレー会長によって誇らしげに創設が発表され、翌19年から開催されたばかりで、まだ歴史が新しい大会である。
リドレー会長は「女子アマチュアの夢を叶えるための道を開いていきたい」と語っていたが、その「道」は日本の女子アマチュアたちにも、しっかり開かれてきたと言っていい。
19年の第1回大会では笹生優花と安田祐香が3位タイに食い込み、20年はコロナ禍で大会は開催されずじまいとなったが、2度目の開催となった21年大会では、当時17歳だった梶谷翼がプレーオフを制し、見事な勝利を挙げた。
そして、梶谷の優勝から8日後に松山英樹がマスターズを制し、2人の日本人がオーガスタナショナルで続けざまに優勝トロフィーを掲げたことは、日本のみならず世界が驚かされた衝撃的な快挙だった。
第4回大会となる今年のオーガスタナショナル女子アマチュアには、世界から合計72名のトップアマチュアが集結する。そして、過去の優勝者である梶谷を筆頭に、昨年の全米女子アマチュア選手権で優勝した17歳の馬場咲希など、合計10名の日本人女子アマチュアが挑む。米国以外で同一国から10選手が出場するのは、19年に6名を送り出したスウェーデンを抜く大会最多記録となる。
この大会の出場資格を得るための条件は「全米女子アマ優勝者」「全米ガールズ・ジュニア優勝者」「過去5年以内の大会優勝者」「世界女子アマチュアランキング上位30名」「オーガスタナショナルによる特別招待」など、全部で10項目ある。梶谷は21年大会優勝による5年シードで2度目の出場。全米女子アマ優勝者である馬場を含めた日本人6名が初出場となる。
ディナーのドレスコードに表れるオーガスタの願い
大会名に「オーガスタナショナル」が付されているものの、3月29日と30日に行なわれる予選2日間の開催コースは、オーガスタナショナルではなく、近隣のチャンピオンズ・リトリートとなる。そして、36ホールの予選を勝ち残った上位30名だけが4月1日にオーガスタナショナルで行なわれる決勝に進むという形式だ。
しかし、「さすがオーガスタナショナルだ」と思わせてくれるのは、2日間の予選と最終日の決勝との間に設けられた3月31日のオーガスタナショナルでの練習ラウンドには、予選落ちした選手も含めた全員が参加できるという粋な計らいだ。
たとえ決勝進出を逃しても、オーガスタナショナルの芝や土、砂や風を実際に感じることができれば、どの選手にとっても貴重な体験になる。成績や勝敗のみならず、そういう体験が選手自身のモチベーションや刺激になったくれたらというオーガスタナショナルの願いが伝わってくる。
マスターズでは優勝者だけが参加するチャンピオンズディナーが開幕前の恒例行事になっているが、オーガスタナショナル女子アマでは、大会ウイークが始まる月曜日(3月27日)に出場選手だけが参加するディナーパーティーが開かれ、ドレスコードはフォーマルというところが、なかなか興味深い。
ゴルファーとしても大人の女性としても成長し、素晴らしいゴルフのアンバサダーになってほしいというオーガスタナショナルの願いが、ここにも見て取れる。
そして、選手をさまざまな面からサポートしている家族や友人知人など周囲の人々への配慮も見られる。
オーガスタナショナルで行なわれる決勝を現地で観戦できる入場チケットは、非公表ゆえ確認は取れてはいないが、ある情報によれば、出場選手それぞれに4枚ずつ配布され、過去の優勝者には7枚が付与されるとのこと。マスターズの出場選手にも、同様に家族用の入場チケットが配布されており、それとほぼ同じシステムをオーガスタナショナル女子アマでも採用している様子だ。
月曜日に選手のみが参加するパーティーが開かれると、翌日からはキャディーやコーチ、マネージャーといった人々を交えたビッグなパーティーも開かれ、この大会もマスターズ同様、賑やかで華やかな「ゴルフの祭典」となる。
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