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- 「10グラムの鉛」でパット安定の鈴木愛と「ぶっつけ本番」ささきしょうこが5アンダーで首位発進
桜前線の上昇に伴い今季、本州での初開催となった国内女子ツアーの「ヤマハレディースオープン葛城」。大会初日は、鈴木愛とささきしょうこの中堅2人が5アンダーで首位に並んだ。鈴木は5つ、ささきは6つのバーディーを奪ったが、どのような攻め方をしたのだろうか。
ショートパットの調子を取り戻した鈴木愛
◆国内女子プロゴルフ<ヤマハレディースオープン葛城 3月30日~4月2日 葛城ゴルフ倶楽部山名コース(静岡県)6480ヤード・パー72>
国内女子ツアーでも屈指の難コースと言われる葛城ゴルフ倶楽部。ただ、この日は風速1.8メートルとほぼ風が吹かない状況だったため、どの選手もショットにはそれほど苦しまなかった。
となれば、勝負はグリーン上となる。しかし、葛城GCのグリーンには微妙なアンジュレーションがいくつもあり、そう簡単に攻略できるわけではない。どの選手も微妙な表情のプレーが続いた。
そんな状況で5バーディー、ノーボギーの67というスコアを叩き出したのが鈴木愛だ。実は今大会からパターに10グラムの鉛を貼ったという。
「今までと同じピンの『アンサー2』を使っているのですが、これまでのものと比べると、ヘッドが少し軽く感じたので、10グラムの鉛を貼りました」と鈴木。
10グラムといえば1円玉10枚の重さだが、日常生活においては大した重さではない。しかし、ゴルフクラブに関しては、この10グラムが大きな影響を与える。
「自分はゆっくりストロークするタイプなんですが、ヘッドが軽いとどうしてもリズムを取りづらいというか、速くなりがちです。それで鉛を貼ってみたら、リズムよくストロークできるようになりました」
好調なパットでこの日は5つのバーディーを奪った鈴木だが、それらに負けないぐらい大きなパットになったのが、17番パー3のパーパットだ。
バーディーを欲しがり、がっついたがためにカップを2メートルオーバーしたが、返しのパットを見事に沈めてみせた。ボギーを打たなかったことでリズムよく次ホールへ進むことができたからこそ、そこでバーディーを奪えたし、後半さらに3つ伸ばせたともいえる。
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