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渋野日向子は最終日に伸ばせず28位タイ 米女子メジャー初戦はリリア・ヴがプレーオフを制す
米女子ツアーの今季最初のメジャー「シェブロン選手権」。8人の日本人選手が出場したが、最上位は渋野日向子の28位タイ。悲願のメジャー制覇に挑んだ畑岡奈紗は37位タイで大会を終えた。
メジャーに強い渋野日向子が日本人最上位でフィニッシュ
◆米国女子プロゴルフ<シェブロン選手権 4月20~23日 ザ・クラブ・アット・カールトンウッズ(テキサス州) 6824ヤード・パー72>
渋野日向子が、粘り強いプレーでメジャー初戦を乗り切った。
2023年米女子ツアーのメジャー初戦「シェブロン選手権」は、舞台を長年親しまれたカリフォルニア州ランチョミラージュのミッションヒルズカントリークラブからテキサス州ヒューストン近郊のザ・クラブ・アット・カールトンウッズに移して開催された。
天候によって大きく表情を変えるジャック・ニクラウス設計の難コース。8人出場した日本勢はいずれも苦戦を強いられた。それでも何とか踏ん張ったのが渋野だった。
通算1アンダーで迎えた最終日は、1番パー4で傾斜のあるグリーン右からのアプローチを寄せきれず、3パットのダブルボギー、苦しいスタートとなった。
9番パー4で5メートルを沈めてバーディーを奪い、1つ取り戻したが、11番パー4ではボギー。一進一退の戦いが続いた。
見事なショットを見せたのは15番。グリーン右側が池で、ピンが右サイドに切られたパー4の第2打をショートサイドに落とし、2メートルにつけバーディー、笑顔がはじけた。16番パー4をボギーとし最終日は2オーバーの74だっだが、通算1オーバーの28位タイで大会を終えた。
「スタートがよくなかったので、なかなか流れに乗れなかったですね。ショットがバラバラで、なかなか……。(15番は大会中に)1度池ポチャしてるので(バーディーが取れて)よかったです。メジャーだな、という難しさでしたけど」と、コースの難しさを繰り返し口にした渋野。だが、徐々にショットが良くなる気配を見せており。今後に期待できそうだ。
メジャー優勝が悲願になりつつある畑岡奈紗は、3日目の4オーバーが響いた。この日は5バーディーを奪ったが、ボギーも5つで通算2オーバーは変わらないまま。37位タイに終わり今回も夢はかなわなかった。
予選を通ったほかの日本勢は、古江彩佳が通算6オーバー52位タイ。西村優菜は通算8オーバー56位タイ、西郷真央が通算11オーバー65位で大会を終えた。勝みなみ、笹生優花、アマチュアの馬場咲希の3人は予選で姿を消している。
優勝は、4つスコアを伸ばしたリリア・ヴ(米国)と、首位スタートのエンジェル・イン(米国)の争いとなった。ツアー初優勝に向かっていたインが、16番、17番の連続ボギーで通算10アンダーとなり、ヴと並んでプレーオフに突入した。
1ホール目の舞台は、18番パー5。インは第2打グリーン手前の池に入れてしまう。対照的にヴは3.5メートルの難しいバーディーパットを沈める。インは、打ち直して3メートルのパーパットを残していたが勝負は決まった。
今年、ホンダLPGAタイランドで初優勝を飾ったばかりのヴが手にしたツアー2勝目は、うれしいメジャータイトル。
舞台はカリフォルニアからテキサスに変わったが、優勝者が18番の池にダイブするという恒例行事を笑顔で行い、大会のフィナーレを飾った。「言葉にできない」と感動を口にしたヴ。さらなる勝利を誓っていた。
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