「攻めのゴルフはできていた」
◆国内女子プロゴルフ<宮里藍 サントリーレディスオープン 6月8~11日 六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県) 6513ヤード・パー72>
2アンダーの43位タイから出た馬場咲希は、インスタートの10番パー4、11番パー3で連続バーディー、13番パー4でもスコアを伸ばしたが、15番パー4をボギーとして後半へ。
1番パー5、2番パー4で再び連続バーディーのあと、終盤で2つボギーをたたいて70、通算4アンダーの35位タイに順位を上げた。

「今日は前半からいい感じでやれていました。ショットも昨日よりも自信を持ってて、バーディーも取れてたので、いいリズムで回れてたんですけど、最後のほうにドライバーが悪くボギーを打っちゃったので、ちょっとそこが悔しいです」
それでも悩んできたショットの調子は徐々に復調してきており、「攻めのゴルフは途中までできていました」と笑顔を見せる。
今大会、馬場が目標としているのが4日間で二桁アンダーを出すこと。
「4日間で二桁アンダーをプロの試合では出したことがないと思うので、そこを目指したい。でも今日、明日で出すのを目標にやってたんですけど、最悪です……」
馬場にはベストアマチュアのタイトルもかかるが、アマチュアの寺岡沙弥香(20位タイ)を2打差、ティンシュアン・ファン(28位タイ)を1打差で追う「明日は天気が雨予報で少し心配ですが、今日よりも多くバーディーが獲れるように、ピン攻めていきたい」と目標の二桁アンダーを目指す。
馬場 咲希(ばば・さき)
2005年4月25日生まれ、東京都出身。父親の影響で5歳からゴルフを始める。東京都ジュニアゴルフ選手権(18年)、関東ジュニアゴルフ選手権(19年)、東京都女子アマチュアゴルフ選手権(21年)などで優勝。175センチの長身で、270ヤードのドライバー飛距離が武器。22年は全米女子オープンに予選会を経て出場し、決勝ラウンドに進んで49位。8月の全米女子アマでは、日本勢として85年の服部道子以来、37年ぶりとなる優勝を手にした。