吉田優利は出場を“即答せず”!? 新たに岩井姉妹ら5名が“全英女子”切符を手中に

　国内女子ツアーの「宮里藍 サントリーレディスオープン」は、岩井千怜が通算23アンダーで優勝し、今季2勝目、通算4勝目を手にした。今大会の優勝者と2位、さらに今大会終了時のメルセデス・ランキング上位3名（ともに他のカテゴリーでの有資格者を除く）に「AIG（全英）女子オープン」の切符が与えられるのだが、大会前に「全英」の出場資格を持っていたのは、渋野日向子、山下美夢有、申ジエ、馬場咲希の4人。

　優勝者の資格で「全英」行きを決めた岩井は「明愛と2人で出られるのが一番うれしい」と語った。また、通算18アンダーの2位タイに申ジエと山下、通算14アンダーの4位タイに木村彩子と金澤志奈が並んだ。

　申と山下は有資格者のため、上位2人の「全英」切符は4位タイの木村と金澤に繰り下がったが、最終的に世界ランキング上位の木村（同213位／金澤228位）が出場権を手にした。木村は「まさか自分がという感じです。ただ楽しみです」と喜びを口にした。

　さらに今大会終了時点のメルセデス・ランキング上位3人の岩井明愛、穴井詩、吉田優利も出場資格を得た。

　岩井明愛は「全英に出られるのはうれしい。この悔しさを全英で生かしていきたい」と話す。穴井は2020年に一度「全英」出場資格がありながら辞退していたが、今回は出場の意思を表明。「前回はコロナもあって、2週間の隔離もありましたから。人生に一度は行っておきたいので、行きます」と初の全英出場を楽しみにしていた。

　一方、吉田優利は「全英は出場したことないですが、海外メジャーは特別。でも今は出るかは考え中で、そこまで余裕はないです」と、現時点では前向きではない様子。

　申ジエも「全英との縁は私も過去からありますが、もう20代ではないのでスケジュールを見ながら考えたい。まだ行くかは決めていません」と話していた。