全米女子プロ初日は古江彩佳、笹生優花が6位タイの好発進 20時55分に笹生が2日目をスタート | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

全米女子プロ初日は古江彩佳、笹生優花が6位タイの好発進 20時55分に笹生が2日目をスタート

女子プロゴルフの今季メジャー第2戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」の初日、古江彩佳と笹生優花の日本勢2人が、ともに首位と3打差の2アンダー・6位タイと好調な滑り出しを見せた。

「ボギースタートで『アレレ』って感じ」と振り返った古江

◆米国女子プロゴルフ<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 6月22~25日 バルタスロルGCローワーC(ニュージャージー州) 6831ヤード・パー72>

 女子プロゴルフの今季メジャー第2戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」の初日、古江彩佳と笹生優花の日本勢2人が、ともに首位と3打差の2アンダー・6位タイと好調な滑り出しを見せた。

4月以降何度も優勝争いに絡み、好調を維持している古江彩佳 写真:Getty Images
4月以降何度も優勝争いに絡み、好調を維持している古江彩佳 写真:Getty Images

 古江はスタートの1番をボギーとしたものの、7番パー5は楽々バーディーでイーブンに。10番パー4ではバンカーに近いピンを果敢に攻めて約1メートルにつけ、持ち前のショット力を見せつけるバーディーを奪った。12番パー3でも長いパットを沈めて2アンダーとした。

「ボギースタートで『アレレ』って感じ」と振り返った古江だが、「その後はすごく落ち着いてプレーができて、雨が降った後のグリーンでも硬かったり速かったりしたので距離感が難しかったんですけど、アンダーで初日を終えられてすごくよかったと思います」と、満足のいくラウンドだったようだ。

 10番スタートの笹生は8番までスコアカード通りのラウンドが続いたが、18番パー5で初日のハイライトとなるビッグプレーを披露。残り220ヤードのセカンドショットをフェアウェイウッドで狙うと、直接グリーンをヒットした球は転がってピンをオーバーしたものの、奥の傾斜で戻り、ワンピン強のイーグルチャンスに。これをしっかり決めて2アンダー。折り返してのアウトコースでは4番パー3でバンカーに苦労してダブルボギーを叩いたが、5番パー4、8番パー4で取り返して2アンダーでホールアウトした。

 笹生は「全体的に安定した1日だったと思います。ティーショットが安定していたことが結果につながったと思います」と初日を総括した。

 さらなる上位進出に向け、笹生は現地時間7時55分(日本時間20時55分)に1番から、古江は現地時間13時22分(日本時間24日2時22分)に2日目をスタート。本大会は連日WOWOWで中継されている。

 そのほか日本勢の初日成績は畑岡奈紗が1オーバー・33位タイ、西郷真央、西村優菜が3オーバー・61位タイ、渋野日向子、野村敏京が7オーバー・134位タイ、勝みなみが8オーバー・146位タイとなっている。

古江 彩佳(ふるえ・あやか)

2000年5月27日生まれ、兵庫県出身。アマチュア時代の19年に「富士通レディース」でツアー史上7人目のアマチュア優勝を成し遂げてプロ転向。20年にプロ初勝利を飾り、アマチュア時代を合わせ国内ツアー通算8勝。賞金女王争いでは稲見萌寧にあと一歩及ばなかったものの、最優秀選手賞と新人賞に輝いた。昨季から米国女子ツアーに参戦し、トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープンで同ツアー初勝利を遂げた。富士通所属。

笹生 優花(さそう・ゆうか)

2001年生まれ、フィリピン出身。アマ時代は「アジア大会」の女子個人戦で金メダル(16年)、「オーガスタ女子アマ」3位(19年)など活躍。19年にJLPGAのプロテストに合格し、20年にツアー初勝利。21年には「全米女子オープン」で畑岡奈紗とのプレーオフを制し、メジャー初制覇を達成。同年の東京五輪はフィリピン代表として出場したが、その後、日本国籍を選択した。日本ツアー通算2勝、米ツアー1勝。

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