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- 「これからが楽しみ」 永久シードまで2勝に迫った申ジエが語った“岩井明愛”の印象とは?
アース・モンダミンカップの最終日、申ジエ(しん・じえ)が岩井明愛とのプレーオフを制して今季2勝目、通算28勝目を飾った。永久シードまで残り2勝に迫り、今季中の達成も現実味を帯びてきた。
「岩井明愛選手はこれからが楽しみで期待している」
◆国内女子プロゴルフ<アース・モンダミンカップ 6月22~25日 カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県) 6650ヤード・パー72>
「アース・モンダミンカップ」の最終日は、通算13アンダーで並んだ申ジエと岩井明愛によるプレーオフに突入。プレーオフ1ホール目、申ジエはティーショットをドライバーでフェアウェイ左へ運び、2打目を5番ウッドでフェアウェイ右へ、ピンまで残り85ヤードを残した。
「私はショットの勝負しかないと思い、セカンドも5番ウッドで打ちました。いい距離に残したかったので、残り85ヤードは狙いどおりでした」
それでも「ゴルフは最後まで分からない」と集中力を切らさなかった申ジエは、3打目を58度でピン1メートルにピタリとつけた。ギャラリーの歓声と拍手に応えながらグリーン上に向かうと、ウィニングパットを決めてガッツポーズ。

一方、岩井明愛はラフからの3打目でグリーンをオーバーし、4打目もカップに入れることができずに敗れ、「悔しいです。でも全部出し切りました。途中で自分のミスもあったので練習しかない」と話した。
1ホール目でバーディーを奪った申ジエが今季2勝目、通算28勝目を手にした。同世代の韓国選手が次々と引退するなか、申ジエには奮闘する理由があった。
約1カ月前、「リゾートトラストレディス」の週に他界した祖母(享年95歳)のためだ。
「私がゴルフする姿をすごく喜んでいたので、(韓国に)帰りたい気持ちを置いて、自分のプレーをしました」と胸の内を明かした。
プロフェッショナルな姿は若手プロのお手本でもあるが、プレーオフを戦った急成長中の岩井明愛についてもこんな印象を語っていた。
「最近よく回ることもあり、いいプレーもたくさん見ました。今も素晴らしいプレーをしていますけれど、これからが楽しみな選手。私も本当に期待しています。いい選手になっても人が変わらないようにも見えますから、しっかりと自分の道を見て進んでいく選手でしょう」
「ゴルフは1人でするスポーツなので、時には寂しいこともあります。もちろんファンもスポンサーも周りに人は多いですけど、プレー中は1人です。選択する責任は自分にあるので、“寂しいスポーツ”という側面もあると思うのですが、私が少し先にその道を進んでるので、その道に『私もいるよ』と伝えたいです。また一緒にいいプレーをしたいです」
背負うものがあり、次の世代を担う後輩たちを思う気持ちもまた申ジエを強くさせているのだろう。手首のケガとも戦いながら、目標とする国内女子ツアーでの年間女王と賞金女王を獲るまで、諦めることのない強じんなメンタル。ここ一番での集中力はやはり元世界1位の選手。
通算30勝の「永久シード」獲得まで残り2勝と迫り、今季中の達成も決して不可能でなくなった。
申ジエ(しん・じえ)
1988年4月28日生まれ。韓国出身の女子プロゴルファー。11歳からゴルフを始め、2007年に韓国ツアー19戦10勝。翌年「ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ」で日本ツアー初優勝を飾り、同年の「全英リコー女子」を含む米ツアー4勝。09年に米ツアーの賞金女王となり、10年には世界ランキング1位に。14年から主戦場を日本に移し、18年はツアー史上初となる公式戦(メジャー)年間3勝を達成し7年シードを獲得。スリーボンド所属。
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