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- スライスするから「もっと左向いて」はNG!? 曲がり幅を調整するために知っておきたい基礎知識
「真っすぐ打ちたい」という気持ちとは裏腹に、ラウンドでのショットの曲がりを調整することは至難の業。スライスしてばかりのゴルファーに「もっと左を向いて」とアドバイスすると余計にスライスしたり、逆に引っ掛けが出てしまうことも。そんなコースでの疑問と曲がりの調整法を500名以上のスクール生を教えている筒康博コーチに聞きました。
「フェースの向き」を決めてから「体の向きを微調整する」アドレス習慣を
曲がりを少なくするよりも、まず狙った方向に打てるようにすることを優先してください。そのためには、自分では分からりにくい体の向きを調整するよりも、打ち出したい方向にクラブフェースを向けることに注力してください。

極端な話ですが、インパクト時のフェース向きが「大体」狙った方向を向いていれば、打ち出したボールがいきなり左右に外れてしまうミスにはなりません。
体の向きは主にヘッド軌道に影響を及ぼすので、スライスを少し減らしたいなら右(インサイドアウト)に、フックを抑えるなら左(アウトサイドイン)に調整すればスイングを変更しなくても曲がり幅の調整はできます。
トーナメント中継でプロたちのルーティンを観察していると、クラブヘッドの置き方が丁寧な印象です。これは「打ち出す方向」つまりクラブフェースの向きを重視しているからです。
曲がり幅はちょっとしたヘッド軌道や風などの要因で変わるので、何がなんでもストレートボールにはこだわっていないのです。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。
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