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- 「夫婦による同一ホール連続ホールインワン」というギネス記録達成者は日本人!? アマチュアは運と腕前のどっちが重要?
ゴルファーの夢の一つが「ホールインワン」ですが、ゴルフ場で調べてみるとアマチュアの達成者は意外に多くいるそうです。ちなみに木更津ゴルフクラブ7番ホールでは、「夫婦による同一ホール連続ホールインワン」のギネス世界記録が認定された記念碑がありました。
夫婦による同一ホール連続ホールインワンの記念碑が千葉県にあった
ゴルファーの憧れの一つであるホールインワン、その確率には諸説ありますが、アマチュアの場合は「約3500ラウンドに1回」といわれることが多いようです。つまりパー3は4つあるので約1万4000ホール分の1になります。
先日、YouTubeの撮影で訪れた木更津ゴルフクラブの7番パー3には、なんとギネス世界記録の記念碑がありました。「夫婦による同一ホール連続ホールインワン」という記録でした。
あくまでも概算ですが、そもそも夫婦同組のラウンド自体が来場者全体の20分の1以下といわれています。そして一説には、同じ組の2人が同時にホールインワンを達成する確率が約2600万分の1、これが夫婦ということになれば「2600万×20」で5億2000万分の1という物凄い数字になります。
まず旦那さんが奇跡的なホールインワンで盛り上がっている中、奥様が「私も入れる!」といって打ったかどうかは定かではありませんが、日本のアマチュアゴルファーがホールインワンにまつわるギネス世界記録を達成していたなんて驚くばかりです。
アマチュアのホールインワンは腕前よりも運がものをいう!?
ツアープロの場合は、ピンを狙ってうまく打てた結果としてホールインワン達成が頻繁にあります。ところがアマチュアの場合は、「たまたま転がって」「うまくキックして」など、運が味方して達成してしまうケースもあります。またグリーンが打ち上げていて行ってみたら入っていた場合もあり、必ずしも達成者本人が目撃できないこともあります。
私も同伴競技者のホールインワンを5回ほど目撃していますが、ミスショットがたまたま入った場合もありますし、打った瞬間「入らないで!」と叫んだホールインワン保険未加入者の姿を見たこともありました。
バーディーやイーグル、アルバトロスはドライバーショットの飛距離やセカンドショットの精度が少なからず必要になりますが、ホールインワンは大半のゴルファーがピンまで届く距離を打てるため、ビギナーでも可能性はゼロではありません。
また、高い弾道でダイレクトにグリーンに落ちるショットよりも、ある程度はランのあるショットのほうが入る可能性が高い傾向があります。
木更津ゴルフクラブ7番パー3は打ち下ろしのホール。グリーンの手前に池やバンカーなどの障害物がないのもホールインワンが出やすい要因でしょうが、片手シングルの腕前でも未経験者はたくさんいます。さぞや同一ホールで連続ホールインワンを達成したご夫婦は歓喜したことでしょう。
トータルでのスコアメイクを考えるほど、パー3でギャンブル的なショットはしづらくなってしまいます。でも、せっかくピンに届くなら、結果はどうあれ誰にでも可能性はあるホールインワンを狙ってみるのも、プレーを楽しむことになるのではないでしょうか。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
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