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- 小祝さくらも見舞われた大ピンチ! ガッツリ食い込んだ球を無罰でドロップできる「エンベデッド」の救済は知らなきゃ損
JLPGAがSNSに投稿した動画に、小祝さくらがバンカーの土手に食い込んだボールの救済を受ける珍しいシーンがありました。プロでも処置に戸惑うトラブルです。正しい救済処置を確認しましょう。
バンカーショットがバンカーの砂のない土手を直撃して食い込んだ
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は今季開幕を前に、インスタグラムなどのオフィシャルSNSに、昨季のトーナメントで撮影されたユニークなエピソードの動画を「PLAYBACK 2024」と題してシェアしています。
そのシリーズのなかに、小祝さくらがバンカーの土手に食い込んだボールの救済を受けるという珍しいシーンがありました。プロでも処置に戸惑うトラブルのようです。正しい救済処置を確認しておきましょう。

昨年7月、北海道の真駒内カントリークラブ空沼コースで行われた「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」の第3ラウンド、最終18番ホールでのこと。小祝はフェアウェイ右サイドのバンカーからのセカンドショットをウッド系の長いクラブでトライ。ところが、そのボールはバンカーのアゴをドスンと直撃してしまいました。そして、テレビカメラがとらえたボールは、バンカーのアゴの上部、砂に覆われていない土手にガッシリ食い込んでいました。
この状況に、テレビ中継では「アンプレヤブルにするしかない」といったコメントが聴かれました。ボールがバンカー砂の中に食い込んだ、つまり「目玉」に見えたのでしょう。その場合は、プレーヤーは「アンプレヤブル」の救済を選択するのが賢明かもしれません。
しかし、小祝のボールは、バンカーエッジの芝がカットされ、土がむき出しになったエリアにくい込んでおり、バンカーの砂にはまったく触れていません。
ルールでは、規則12.1「球がバンカー内にある場合」で「球がバンカーの縁の内側にある土、草、その他の生長または付着している自然物の上にあるが、砂には触れていない場合、その球はバンカーの球ではない」と定義されています。
ですから、小祝のボールもバンカー内ではなく、ジェネラルエリア上ということ。そして、そこの地面に食い込んだボールは、いわゆる「エンベデッド」であり、プレーヤーは無罰の救済を受けることができます。
ボールの直後を基点に1クラブレングスの救済エリアにドロップ
そこで「エンベデッド」の救済ですが、原則はジェネラルエリア内で地面に食い込んだボールの直後(すぐ後方)が救済の「基点」になります。そして、その基点よりホールに近づかない、1クラブレングスが救済エリアです。ただし、この救済エリアもジェネラルエリアでなければなりません。
ところが、この小祝のケースでは、地面に食い込んだボールの直後はバンカー内になってしまいます。このようなとき、救済の基点はボールの直後の箇所から最も近く、ホールに近づかない、ジェネラルエリア上の地点が基点になります。
JLPGAがSNSにシェアした動画では、画面上、地面に食い込んだボールの奥の地面に白いティーが刺されています。その箇所が基点と思われます。
そして、そのティーからホールに近づかない1クラブレングスが救済エリアで、プレーヤーは同エリアにボール(元のボールでも、別のボールでも良い)をドロップ。ボールが同エリア内に止まれば、救済は完了です。
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