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アイアンは「番手×1000回転」が最適スピンの目安! 飛び系アイアンユーザーこそスピン系ボールを使うべき納得の理由
ドライバーでは弾道計測のデータを気にする人が多くなっていますが、スコアメイクに直結するウェッジやアイアンの最適弾道を気にする人は少ないようです。タイトリストの「ボールフィッティング」では、ドライバーのほかにウェッジやアイアンでの最適弾道のチェックを行い、ボールやクラブ選びを指南してくれます。
最適スピン量のボールと目指す弾道のクラブを決める
「タイトリスト」ブランドから「プロV1」「プロV1x」「プロV1xレフトダッシュ」「AVX」という4種類のプレミアムパフォーマンスボールを発売しているアクシネットジャパンインク。同社が実施しているボールフィッティングでは、ゴルファーに合った最適なボール選びができます。

ウェッジ、アイアン、ドライバーの順に弾道をチェックし、クラブスペックを決めていくことが理想だそうです。
しかし多くのゴルファーの関心事はドライバーのヘッドスピードとボール初速ばかり、つまり飛距離です。でも、フィッターはドライバーでのスピン量が2500回転/分前後の最適値に近いかどうかを確認、さらに着弾時のボール落下角度が35度前後なのかをチェックしているそうです。
それが、最も飛距離が出るキャリーとランのバランスだそうです。最適値に近いスピン量が得られると、多少ミスヒットしてもスピンが減り過ぎてドロップしてしまったり、逆にスピンが多すぎて高く上がり過ぎてしまうことも少なくなり、平均飛距離がアップするのです。
またドライバーの打ち出し角度もチェック。ヘッドスピードが男子プロ並みに速いゴルファーなら10度前後でも十分ですが、平均飛距離200ヤード前後のアマチュアは12~14度はないとキャリーが出ず、スピン量も2500回転/分に不足しがちだそうです。
つまり、最適なスピン量が得られるボールを決めてから、個々のゴルファーにとって最適な打ち出し角度を得られるクラブを選んでいくのが理想のフィッティング。それが飛距離アップ、スコアアップへとつながるわけです。
番手×1000のスピン量と落下角度45度をかなえたい
タイトリストのボールフィッティングが目指すアイアンショット時の最適スピン量は、「番手×1000」回転/分が目安だそうです。
しかし現在は、飛び系アイアンとディスタンス系ツーピースボールのユーザーが多くなっていて、飛距離は伸びても落下角度が小さすぎ(鋭角)て、グリーンで止まらないという悩みが多いそうです。そんな人はロングショットのスピン量が一番多い「プロV1x」を使用して、アイアンショットが改善するケースが多いそうです。

そもそもロフトが立った飛び系アイアンとスピン量が少ないディスタンス系ツーピースボールの組み合わせでは、グリーンにボールを止めるために必要な「落下角度45度」には足りません。
ナイスショットしてグリーンをとらえても、奥に大オーバーのトラブルになってしまいます。しかもオーバーしたのは自分の腕前のせいだと思い込んでいる人がとても多いそうです。
ボールやクラブ選びのスタートとして、まず性能がしっかり表れる「スピン量」と、グリーンに止められる「落下角度」を得られているのかをチェックしてみてください。そのうえでクラブ選びができるのが理想。
例えばボールのスピン量は最適だけど落下角度が不足している場合、低重心やロフトが寝たクラブ、シャフトなどで、打ち出し角度を高くしてあげるのです。
近年、アマチュアの「プロV1」「プロV1x」使用者が大幅に増えたり、落下角度に着目したシャフトが装着されている飛び系アイアンが人気なのも、グリーンに止めるのが目的といえます。
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