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- 「頭を動かさないスイング」習得にはフルフェースヘルメットが最適!? 動画撮影で分かったスイング中の目線と頭の関係とは?
「頭を上下左右に動かさない」「インパクトまでボールを見る」などのナイスショットに不可欠といわれる注意点は、それができないゴルファーにとっては至難の業といえます。でも、そもそも本当にナイスショットに欠かせないのでしょうか。頭の動きをGoPro(ゴープロ/アクションカメラ)で動画撮影して検証しました。
動画撮影で「つもり」と「実際」にはギャップがあることが判明
「頭を動かさない」や「インパクトまでボールを見る」といった言葉は、昔からスイングのセオリーといわれています。メジャー18勝のレジェンドであるジャック・ニクラス選手は、師のジャック・グラウト氏に髪の毛をつかまれたままでショットを繰り返し、頭が動かないスイングを習得したといわれています。

しかし、それはアマチュアにも当てはまるのでしょうか。頭の動きが少ない上級者と、動きが大きくて芯に当たらないと悩んでいるビギナーで、実際にどのくらい違うのか検証してみたいと思います。
まず、「頭を動かさない」は本当にスイングに必要な要素なのか、ゴルファーの頭にGoPro(ゴープロ/アクションカメラ)を装着してアドレス状態から動画撮影してみました。
すると数十人のゴルファーのサンプリングで、本人の頭を動かしていない「つもり」と、撮影から分かった「事実」には、少なからずギャップがあることが確認できました。
ボールをずっと見ていても頭は動いている
頭の動きが少ないスイングの人と、動きが大きかったりスエーしている人を比べると、撮影した動画に大きな違いがありました。
頭の動きが少ない人ほど、アドレスからトップにかけて映っている画面に大きな変化がなく、静止画のような感じのままインパクトを迎えていました。

一方、頭が動いてしまっている人の動画は、見ていると船酔いしそうなほど画面が激しく動いていました。頭(首のツケ根)がバックスイングでは右へ、ダウンスイングからインパクトにかけては左へ向いてることが画面から分かりましたが、本人は動いている事実に気づかずスイングしているわけです。
ここから読み解けるのは、目の向きはずっとボールを向いているものの、頭は動かしてしまっているということです。
また、頭の動きが少ない人ほどアドレスからインパクトまでカメラがボールをとらえ、フィニッシュではターゲットをとらえていることが確認できました。
動きが大きい人は、体を捻転させようとするあまりバックスイングでアウトサイド後方に画面が動き、フィニッシュは逆にターゲットよりも左下に向く傾向がありました。
頭の動きを少なくするコツは、ボールをじっと見ているだけでは解決しないということが動画撮影で分かりました。
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