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- 正しい形のはずなのに実は逆効果!? スイング難民を増加させる「フェイクフォーム」3選
熱心にスイングに関する情報収集をしているアマチュアの中には、間違った理解から正しいフォームを見失ってしまう「スイング難民」がいます。「正しいはず」と思っているスイングの形が、実は「フェイクフォーム」だと知らずに努力してしまっているのです。インドアゴルフレンジKz亀戸店の筒康博ヘッドコーチに代表的な「フェイクポーズ」を3つ紹介してもらいました。
「ヘッドを真っすぐ引く」テークバックはグリップと体の距離感に注意
さまざまなメディアを通じてみなさんの手元に届いているスイング情報は、いろいろな人が「持論」として話しているものです。ただ、その持論は不特定多数に向けたものなのでく、ゴルファーによって合う合わないが起きます。
レッスンの現場にいるプロは、指導する個々のアマチュアの体力や柔軟性、体格、クセなどに合わせた指導しているので、その点が大きな違いになります。

メディアからは多くの「持論」が発信されているため、アマチュアは情報を取捨選択できずにいろいろと試行錯誤し、結果として自分のスイングを見失った「スイング難民」になってしまいがちです。
特に、熱心にスイング改善に取り組むゴルファーにその割合が高いように感じられます。そこで、日本のゴルファーが「正しいはず」と思っているフォームの中から、逆効果が陥りやすい「フェイクフォーム」を紹介したいと思います。
まずはテークバックでの「ヘッドを真っすぐ引く」という動きです。「インサイド過ぎるのではないか」と気になったり指摘されたりすると、自分で直したくなるものです。ただし注意しなければいけないのは、ヘッドを真っすぐ引くことばかりに意識が行き過ぎて、グリップが大きくアウトサイドに外れ(体から離れ)ているという「フェイクフォーム」に気づかないケースです。
スイングにおいてヘッドとグリップは円軌道を描くのが基本です。グリップが大きく外れると、かえってダウンスイングがアウトサイドインになったり、フェースが開いたままインパクトを迎えてしまう可能性があるのです。

「真っすぐ引く」とは、インサイド過ぎたりアウトサイド過ぎたりするテークバックを修正するケースで使われることが多いです。それによってヘッドとグリップを円軌道に導くことを狙っているわけです。
トッププロの中にはインサイド過ぎるテークバックをしながらうまく打つ選手も多くいますが、ダウンスイングではヘッドとグリップが理想的な円軌道を描いています。
手先だけの「シャローイング」だとミスを助長
多くのゴルファーがプッシュアウトやスライスのミスで悩んでいますが、その原因が「アウトサイドイン」のダウンスイングだということは周知の事実。そのスイングで特徴的なダウンスイングでの「シャフトの立ち過ぎ」はカッコ悪いので、何とか直したいと考えるのも当然です。
ただ、注意しないと「フェイクフォーム」を覚えてしまい、ミスショットが増加してしまう危険性もあります。

数年前、「シャローイング」というスイングが日本でもはやりましたが、目的は浅い入射角でインパクトするためのものです。多くのゴルファーが「ダウンスイングでとにかくシャフトを寝かすこと」だと勘違いしています。
特にシャフトだけを倒してしまうと、余計にフェースが開いてしまいます。それではアウトサイドインがひどくなるばかりか、ダフリやシャンクのミスも誘発することになってしまいます。
上の写真を見比べると分かるように、フェイクフォームは手元が浮いてフェースが開いてしまっています。シャフトの立ち過ぎを直すのならば、この点を注意してください。
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