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「一人でできるから」ゴルフ始めた引きこもり傾向の生徒も… 「トラブル起きるから友達いらない」子に最後は主将任せたPGA会長の思い
5月19日、明神正嗣PGA会長が江崎禎英岐阜県知事を表敬訪問。日本プロゴルフ選手権が岐阜県で開催されるためでしたが、ゴルフの意外な効用についても意気投合したようです。
「ゴルフをするジュニアを増やすお手伝いをやっていけたら」
そんな明神会長の意気込みは、選手たちにも伝わっています。
この大会でジュニアリーグアンバサダーに任命された昨年の日本プロゴルフ選手権王者・杉浦悠太は「僕が行っているアカデミーは小学生もいれば、中学生もいます。自分も小学校の頃は県外の友達たちと試合で集まるんで、そういうところでゴルフをやるのは楽しかったです。PGAがジュニアにすごく力を入れている時に、一緒にやらせてもらえるっていうのはすごくうれしい。僕のやってみたいことの一つだったので、ゴルフをするジュニアを増やすお手伝いをやっていけたらいいな、と思っています」と、やる気十分の様子でした。

石川遼も、明神会長の言葉を聞いて賛同の意を表します。「子供の人口自体が減っているので難しいですけど、本当にそういうのに一役買える部分があるなら、どんどんしてほしい。団体戦のジュニアリーグは競技志向じゃなくてもいいんですけど、ゴルフのプレー人口が増えていくようなことには(協力)していきたいです」と言い切りました。

PGAにとって最大の懸案だった日本プロゴルフ選手権のスポンサー問題。日本プロは2010年から17年まで冠スポンサーを務めた日清食品HDが撤退後、代替スポンサーが見つからず、PGAは少なくない赤字を補填し続けていました。明神会長にとっても昨年3月に就任後、真っ先に取り組むべき問題として掲げ、理事を中心にスポンサー探しに奔走してきました。
その問題が、ひとまず解決。同大会の開幕前日の会見で、日本プロゴルフ協会(PGA)は26年から28年までの3年間、センコーグループホールディングス(センコーGHD)の冠協賛が決まったことと、同社保有の蒲生ゴルフ倶楽部(滋賀県)にて3年連続で開催されることが発表されました。難題をクリアして、次に取り組むべきはジュニアリーグへの注力。
ジュニアリーグは米国で成長し、17年には米国で3400チーム4万2000人の子どもたちが参加。オフィシャルアンバサダーとしてローリー・マキロイ、リッキー・ファウラー、レクシー・トンプソン、ミシェル・ウィーなど有名選手も協力しています。
「日本におけるジュニアの競技環境は、個人レベルでの競い合いを目的としたものが多く、これによりさまざまな弊害も生まれております。このプログラムによりジュニアゴルファーのコミュニティーが生まれ、本来のゴルフの楽しさを体験してもらい、素晴らしいゴルフを継続してもらうことを願うものです」(PGA公式サイトより)
今年は全国13地区に拡大され、6月からリーグ戦が開幕。全国優勝を目指して、各地で熱い戦いが繰り広げられます。この活動によりジュニアゴルファーがさらに増えていくことになれば、ゴルフの価値が見直されるチャンスも広がりそうです。
取材・文/小川朗
日本ゴルフジャーナリスト協会会長。東京スポーツ新聞社「世界一速いゴルフ速報」の海外特派員として男女メジャーなど通算300試合以上を取材。同社で運動部長、文化部長、広告局長を歴任後独立。東京運動記者クラブ会友。新聞、雑誌、ネットメディアに幅広く寄稿。(一社)終活カウンセラー協会の終活認定講師、終活ジャーナリストとしての顔も持つ。日本自殺予防学会会員。(株)清流舎代表取締役。
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