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“茨城県だけ”ゴルフ場来場者数が前年比プラス! なぜインバウンド“一人勝ち”なのか? 韓国ゴルファー驚きの滞在スタイル
一昨年、茨城県内114コースの入場者は555万9368人でしたが、昨年は559万6909人と約4万人近く増加していました。47都道府県の中で唯一、前年比プラスを実現した理由とは?
「一度来ると3泊4泊は当たり前で、中には10泊していく方も」
ゴルフ場業界で茨城が“一人勝ち”の様相です。これが2025年問題を解決するための、一つの答えになるかもしれません。
感染リスクが少ないことからゴルフ場が活況に転じ「コロナバブル」と呼ばれるほどの活況を呈したのが2021と22年でした。しかし23年からは減少傾向が続いています。そんな中、47都道府県中、唯一の前年比プラスを達成したのが茨城県です。その裏には行政とゴルフ場が一丸となった「インバウンド戦略」が隠されていました。
※ ※ ※

一昨年、茨城県内114コースの入場者は555万9368人でしたが、昨年は559万6909人と約4万人近く増加していました(都道府県別ゴルフ場来場者調査=日本ゴルフ場経営者協会調べ)。
実はこれ、大変なこと。茨城県以外の46都道府県のゴルフ場入場者数は昨年、すべてが前年を下回っています。日本列島の中で、茨城県だけが元気だという、驚きの事実が明らかになったのです。
それは地の利を生かした、インバウンド戦略の成果でした。たとえば25室のホテルを併設している常陸大宮市のマナゴルフクラブには連日、韓国からのゴルファーが詰めかけていました。
同コースの橋本誠一支配人が、現状を明かしてくれました。
「多い時ですと、(韓国からの来場者は)月に300人を超えます。昨年は(年間で約)2000人です。一度来ると3泊4泊は当たり前で、中には10泊していく方もおられます。連日、ワンハーフプレー(1.5ラウンド)をされています。話を聞くと『(韓国は)ゴルフ場の数も少ないしプレー料金が高いから、飛行機に乗って日本に来た方が断然安いから、時間があれば1ホールでも多く回りたい』言っていました。やはり韓国も若年層のプレーヤーが非常に多くて、普通に20代とか30代の方がたくさん来ています。女性も5人、10人でのグループで来られています」
その多くは韓国の旅行会社を通してのもの。きっかけは、茨城県のインバウンド戦略でした。
「まず県の方がこれからインバウンドに力を入れようということで3年前ぐらいでしたか、(韓国の)ゴルフ関係の雑誌や新聞の記者に泊まってプレーしていただいたんです。(韓国内で)宣伝してもらってからは、向こうのエージェントの方から『日本に行った時にホテルやコースを見せてください』という問い合わせが入るようになったんです。そこから始まった感じですね」(橋本支配人)
「茨城空港が開港した時に、最初に飛んだのが韓国便だった」
ここは茨城県にも話を聞かなければなりません。同県観光誘客課の担当者が、これまでの経緯を明かしてくれました。まず、なぜ韓国なのか。

「茨城空港が開港した時に、最初に飛んだのが韓国便だったんです。コロナで一回ストップしましたが、直行便が復活して今は成田空港プラス茨城空港からいらっしゃる方、というような感じです。(県)北部のほうでも宿泊施設が付いているゴルフ場がいくつかございますので、成田から直接いらっしゃって、そこに長期間宿泊しながらゴルフを楽しまれているってお話も聞いています」
ここまで来るには、行政側もさまざまな努力をしてきました。
「外国の方を受け入れていないゴルフ場に韓国の方をお連れして、やりとりを頻繁にしながら、受け入れのお願いをしてきました。韓国の全国紙や有名ゴルフ雑誌や全国紙などに茨城のゴルフの広告を多数出したり、韓国の有名なインフルエンサーにプレーしていただいたりして、それを積極的に発信していただくような取り組みもあります。(大井川和彦)知事が10月に韓国に行ってお話ししましたけれども、その時もメディアの方に多数お集まりいただき、茨城のゴルフ場を知っていただく努力をしました」
「昨年で言うと、7月に茨城県のゴルフセミナーを韓国のソウルで開催しました。われわれ県のほうからプレゼンテーションさせていただき、旅行会社と県内のゴルフ場、宿泊施設の関係者が直接会って商談しました」
そうした地道な活動の成果が、今の数字につながったというわけです。
「(韓国からの)ツアーは30以上つくられています。(県の)南のほうのエリアは東京が近いので料金もそれなりですが、逆に北のほうになると料金的も少しお安かったり、空きがあるとかの特長があります。そこにうまくインバウンドがはまったのかな、という気はしますね」
県内ゴルフ場の支配人も、現状を明かします。
「ウチは去年からです。先行している熊本のゴルフ場のパッケージに加わった形で、成田空港発着便で月曜日に来て、次の月曜日に帰る形です。ウチの場合はマックス1日40人。コースにホテルが付いているので、1週間40人はずっと滞在しています。韓国に送っていく便が、次の発着でまた40人乗せて戻ってくる形ですね」
その40人が基本的に毎日ラウンドしているというのです。
「ワンハーフはザラですね。雨で何もできない時とか条件がそろった時には観光に連れていくことはありますが、基本われわれはあくまでゴルフ場としてやってるので」
ゴルフ場にとって、安定して毎日10組が保障されるということは悪い話ではないでしょう。
「その10組がなければ、平日なんか本当に1桁とか10組程度。だから一昨年からの伸び率だけを言えば、200%とかになっちゃう。同じ10組でも30のとこじゃ3分の1だけど、ウチのように10組のところでいけば倍ですからね。ただ、そのぶん経費もかかりますから、『すべてにおいて、ウハウハです』という状態にはならない」
売り上げは上がっても、そのぶんレストランの材料費やホテルの人件費、光熱費などの経費もかさむわけで、手放しで喜ぶわけにもいかない側面もあるようです。
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