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- 「今のは打つつもりなかった」が通用する場合・しない場合とは? 素振りor空振りの微妙な線引き… 「ストローク」の定義をおさらい
全米ゴルフ協会(USGA)制作のルール解説で「これはストロークにカウントされるの?」という、ゴルフの基本である「ストローク」の定義がテーマの動画が80万回近くの視聴回数を数えています。
定義上、ストロークの成否はすべてプレーヤーの意志にかかる
ここでも何度か取り上げた全米ゴルフ協会(USGA)制作のルール解説動画。今回紹介するのは「これはストロークにカウントされるの?」という、ゴルフの基本である「ストローク」の定義がテーマの動画。これが、USGAが最近シェアしたなかでは最も多い80万回近くの視聴回数を数えています。それほど多くの興味・関心を集める内容とは?

動画は、まずプレーヤーがテークバックしたクラブが後方の木の枝に当たり、結果空振りとなる場面から始まります。そして、このプレーについて、「スイングは行ったが、完全な空振りとなった場合、ストロークとしてカウントされますか?」と問われます。
そこで、ルールブックにある「ストローク」の定義を見ると、
「(ストロークとは)球を打つために行われるクラブの前方への動き」と書かれてあると解説。
そして、最終的には、ストロークの成否はすべてプレーヤーの意志にかかる、というのです。つまり、プレーヤーが「ボールを打とうとして行われたスイングか、どうか」でストロークの成否が決まるということ。
なお、定義には「クラブの前方への動き」とあることから、テークバック(バックスイング)の動作はストロークに入らないことも付け加えておきます。
動画は続けて、もしブッシュのなかに隠れたボールを打とうとスイングしたのであれば、ボールをヒットしたかどうかに関係なく、そのスイングはストロークにカウントされると解説。
さらに「ダウンスイング中にクラブが木に当たるなどした結果、空振りとなった場合も同様です」として、これもストロークにカウントされると断定。そのうえで、「このときも重要なのは、プレーヤーの意志です」として、プレーヤーがボールを打つ意志を持ってクラブを前方に振った場合は、結果に関係なくストロークしたことになると説いています。
そして最後に、素振りをしたクラブが誤ってボールに当たった場合について、
「逆に言えば、プレーヤーが誤ってボールを打ってしまった場合は、プレーヤーにそうする意志はなかったのですから、ストロークにはカウントされません。
ただし、忘れないでください。インプレーのボールを動かしたことに対するペナルティー(1罰打)は適用されます。そして、プレーヤーは動かしたボールを元の位置にリプレースしなければなりません」と断って動画は終了です。
PGAツアーにおいてストロークにカウントされなかった3つのスイング
ルールブックの「定義」には、クラブの前方への動きがストロークにならない例として、次のケースが書かれています。
「ダウンスイングの間に球を打たないことに決めて、クラブヘッドが球に届く前に、そのクラブヘッドを意図的に止めること、または止めることができない場合に意図的に空振りをすることによって打つことを避けた場合」はストロークにカウントされません。
そこで、PGAツアーにおいてこれに該当する3つの事例を紹介します。
一つ目は、2011年の「シュライナーズチルドレンズオープン」でのこと。この試合を制することになるケビン・ナが行った15番ホールのティーショットです。
オフィシャルなビデオはありませんが、YouTubeで粗い画像の動画を見ることができます。それは完全な空振りにしか見えませんが、途中でストロークを止めようとした結果の空振りであることが認められ、このスイングはストロークにカウントされませんでした。
次は、07年のマスターズの13番ティーで撮られたタイガー・ウッズの空振りです。
タイガーがティーショットのダウンスイングに切り返そうとしたそのとき、後方を横切った鳥の影に驚き、ぎりぎりのところでボールヒットを回避。意図的な空振りでストロークを中止したのです。当時は、その反射神経の鋭さに賞賛しきりでした。
この07年マスターズを制したのはザック・ジョンソンでした。そのジョンソンは19年のマスターズで、先ほどのタイガーと同じ13番ティーでストロークにカウントされないミスショットをやっています。
当時大きな話題(笑い?)になったプレーなのでご存じの方は多いと思います。ザックが素振りのつもりで振ったドライバーが誤ってボールをヒット。彼は少し困惑した様子ですが、同伴プレーヤーはその場でストロークの意志がなかったことを認め、何らもめることなくプレーは進められました。
ちなみに、この19年大会を制したのはタイガーでした。
最後にひと言。こうした事例を悪用し、本当は空振りだったのに、「今のは打つ気がなかったから」とごまかすことのないように。
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