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- 5打差圧勝の裏にあった“地道な努力” 菅沼菜々がシーズンオフに磨き続けたもの 「毎日サボらずに頑張りました」
国内女子ツアー今季第8戦「NTTドコモビジネスレディス」の最終日を単独首位で迎えた菅沼菜々(すがぬま・なな)が、7バーディー、1ボギーの「66」でプレー。2位に5打差をつける通算18アンダーをマークし、逃げ切りでツアー通算4勝目を飾った。
15番のピンチも冷静に対処して優勝を引き寄せる
◆国内女子プロゴルフ
NTTドコモビジネスレディス 4月30日~5月3日 浜野ゴルフクラブ(千葉県) 6704ヤード・パー72
第2ラウンドを終えて2位と2打差、通算12アンダーの単独首位に立っていた菅沼菜々。スタート前は最終日もスコアの伸ばし合いになると予想していた。
「5個バーディーを取ったら優勝できるかなと思っていました」という青写真を描いていたが、終わってみればそれを上回る「66」をマーク。2位以下に5打差をつける通算18アンダーでの圧勝劇を演じた。
「まさかこれほどバーディーを取れるとは思っていなかったですし、1日『66』の計算ですよね。そんなスコアで上がれるんだと思いました」と、好スコアでの優勝に自分でも驚きの表情を見せた。
しかし、菅沼自身がこのオフから取り組んできたことを考えると、今回のゴルフは決してフロックではない。

シーズンオフは乃木坂46のコンサートへ行ったり、自分自身がライブを開催するなど、ゴルフ以外の話題も何かと多いが、肝心のゴルフもしっかり練習している。
「いつも静岡のフジ天城ゴルフ倶楽部さんにお世話になっているんですが、そこで50~100ヤードの距離を練習していました。グリーンを外したときはダッシュしていたので、結構きつかったですね」
それ以外にも、デッドリフトで80キロを上げるなどの筋力トレーニングを消化。「昨年までよりもメニューを増やして、重量も重たくしていましたが、毎日サボらずに頑張りました」という。
菅沼の場合、飛行機や新幹線などの公共交通機関が利用できない「広場恐怖症」を抱えているため、沖縄での開幕戦と台湾での第2戦を欠場。第3戦がシーズン初戦となったが、その分長いオフを過ごしたことになり、絶好調でシーズンを迎えたという。ただ、パッティングが今一つ決まらず、優勝争いに絡んでいなかっただけなのだ。
今週はようやくパッティングが決まり、このようなスコアが出た。ちなみに菅沼は以前からパッティングの際、ボールのすぐ近くに立っているが、そのほうがストロークしやすいからだという。
体力トレーニングの成果は、飛距離アップやショートゲームの上達にもつながる。今回、3日間のドライビングディスタンスでは平均263ヤードで4位に入り、13番パー4ではピンまで約22ヤードのアプローチをチップインでねじ込んだ。
「上って下りの難しいラインなのに、ボールにはめっちゃ泥がついていて、これはもう絶対に寄らないと思いました。それが入ったのは奇跡ですし、(優勝が)あるかもって思いました」。その予感は見事的中したが、単に技術だけでなく、綿密なコースマネジメントもビッグスコアの要因となった。
いい例が15番パー5だろう。ティーショットを右に曲げてしまい、第2打は木の真後ろから打つことに。木の左右どちらを狙うか迷いどころだったが、左サイドのほうがグリーンに近づけると冷静に判断。3番ウッドを極端に短く持ち、左サイドへ出す。左ラフまで転がったものの、そこからグリーンに乗せ、2パットのパーでピンチをしのいだ。実質、このパーセーブで優勝を大きく引き寄せたといえる。
ツアー通算4勝目を飾った菅沼だが、今後の目標は常に優勝争いや、トップ10に入れるような選手になること。そして国内メジャーに勝つことだという。まずは、次戦の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」がターゲットになる。(千葉県市原市/山西英希)
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