“e-4ORCE”で進化を遂げた日産「エクストレイル」をゴルファー目線でチェック！ ゴルフ場には本格SUVがよく似合う

　ミドルサイズSUVのエクストレイルは、日産の屋台骨を支える中核モデル。都会的に洗練されたスタイリングとアウトドアユースにも対応した機能性と実用性を兼ね備えたモデルだ。

　最新のエクストレイルは日産自慢のe-POWERを採用している。搭載されたエンジンは発電機としての役割のみに徹し、駆動は電動モーターに任せるシリーズハイブリッド方式。

　電動モーターのよさはアクセルを踏み込んだ瞬間から力強いトルクが立ち上がること。高速道路の合流や山道の登坂路でも余裕の走りを見せる。エンジンが稼働していないEV走行時はノイズやバイブレーションと無縁で、極めてスムースかつ高い静粛性を実現している。

　さらに注目すべきは電動4WD制御技術であるe-4ORCEだ。これまた日産独自の技術で、前後2基の高出力モーターと左右ブレーキを統合制御することで、4輪の駆動力を最適化し、路面状況を問わず安定した走行を可能にしている。

　ゴルフの行き帰りに突然の悪天候に遭遇したとしても、安心してハンドルを握っていられるはず。また、電動モーターが車体の挙動をきめ細かく制御することで、乗員の頭の前後の揺れを軽減。結果、長距離ドライブでも疲れにくい快適な乗り味を実現している。

　長時間のドライでも疲れを誘わずプレーに集中できる。ゴルフ場まで頼れるパートナーとして、エクストレイルは十分な魅力を備えている。

　エクストレイルの室内は、乗員4人がゆったりくつろげるスペースを確保し、随所に高級感ある仕上げが施されている。レザーやウッド調パネルのあしらいにセンスのよさが感じられる。シートには長時間の運転でも疲れにくい形状が採用されていて、後席も広々としていて全てのパッセンジャーが快適に移動できる。

　電動モーターによる静粛性の高さも手伝って、移動中は会話をより楽しませてくれる。荷室はゴルファーにとって重要なポイントだが、エクストレイルはその点で心配無用。シートを前倒しすることで3人分のキャディーバッグを余裕で収納可能。

　キャディーバッグに加えてキャリーケースなどの荷物も難なく収まる。電動テールゲートを備えた仕様なら、両手がふさがっていてもスマートに開閉できる点も便利。ラウンド後にまとめて荷物を積み込むようなシーンで重宝する。

　エクストレイルは、走りのステージを選ばないオールラウンダーであり、室内の快適さと積載性に秀でたSUV。ゴルフ仲間との移動や家族とのレジャーにも幅広く対応でき、1台でさまざまなライフスタイルにフレキシブルに対応できるのが魅力だ。

エクストレイル　主要諸元（G e-4ORCE 4WD）
◆全長×全幅×全高:4690×1840×1720mm◆車両重量:1880キロ◆エンジン形式:1.5リッター直列3気筒VCターボ◆最高出力:144ps（106kW）◆最大トルク:25.5kgf-m（250N・m）◆モーター形式:交流同期電動機◆モーター最高出力:前204ps（150kW）／後136ps（100kW）◆モーター最大トルク:前33.7kgf-m（330N・m）／後19.9kgf-m（195N・m）◆WLTCモード:18.1キロ/リッター◆定員:5人◆車両価格:494万6700円（G e-4ORCE 4WD、税込み）