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- プロ21年目で初の“マンデー挑戦”や大変な“ファミリーでの転戦”を続ける理由など… 39歳・横峯さくらの現在地とは?
12月には40歳となる元賞金女王・横峯さくら。今季はプロ入り21年目にして初の“マンデートーナメント”に挑戦するなど、ツアープレーヤー兼母親として忙しい日々を送っている。そんな彼女にファミリーで転戦を続ける理由や後輩プロについて話を聞いた。
元賞金女王がマンデーに初挑戦
12月13日には40歳の誕生日を迎える2009年賞金女王・横峯さくらが、貪欲にゴルフに取り組んでいる。プロ21年目。米ツアーを経験し、母としての日々を送るその現在地とは……。
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10月31日、金曜日。横峯の姿は埼玉県の武蔵丘ゴルフコースにあった。シード権争いが気になり始めるJLPGAツアー「樋口久子 三菱電機レディス」、初日の10番から金田久美子、ささきしょうこと一緒に7時53分にスタートして4バーディーノーボギー。4アンダーで首位に2打差の4位タイと好発進した。
実は、横峯にとっての今大会は、さらに3日前の27日に始まっていた。出場権のない選手たちが、主催者推薦枠を争う主催者推薦選考会いわゆるマンデートーナメントだ。
QTランキング20位で2025年シーズンに臨んだ横峯だが、序盤の14試合中11試合で予選落ち。第1回リランキングでは47位まで後退した。出場できる試合は減り、しばらく苦しんだ。徐々に調子を取り戻して第2回リランキングでは43位と少し順位を上げたものの、依然として出場できる試合は限られている。

そこで、10月の「富士通レディース」では主催者推薦選考会に“初めて”挑戦。45人中13人という枠をトップで通過して、本戦切符をつかみ取った。初日61位タイと出遅れたものの、2日目に巻き返して予選を突破。45位タイでフィニッシュした。
主催者推薦で出場した翌週の「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」も予選を通って31位タイ。前述の「樋口久子・三菱電機レディス」は予選会を5位で突破して本戦に進むと、7位タイでスタートして上位をキープ。最終的には13位タイと存在感を示している。
「普通にやったら(予選会を)通るな、というところまで来ました」と、うれしそうに話すが、目標はもちろん2014年以来の優勝にある。
「幸せと仕事がリンクしているのが一番です」
8歳でゴルフを始め、4年生の時全国小学生大会で優勝したのを皮切りに、ジュニアの世界で頭角を現し、2004年にプロテスト合格。翌2005年にツアー初優勝を飾ると、2009年にシーズン6勝を挙げて賞金女王に輝いた。
2014年にメンタルトレーナーの森川陽太郎氏と結婚。2014年までに日本ツアー通算23勝を挙げている。2015年には米ツアーに参戦し、2021年には第1子を出産。2022年から日本ツアーに復帰、森川氏がキャディーを務め長男も現地入りしている姿がたびたび見られている。
元々「結婚したらゴルフはやめて専業主婦になる」と思っていた横峯。しかし、森川氏の勧めもあって臨んだ米ツアーでは毎週、託児所が用意され子供を連れた選手がたくさんいる。これに驚くと同時に「私もそうしたい」と、夢見たファミリーでの参戦を続けている。
2023年からJLPGAが開設し始めた託児所も利用しているが、全試合というには程遠い状態。開設がないときはシッターさんにお願いすることも多い。
「富士通レディース」には単身で参戦。「予選会から出場が決まったので、シッターさんの都合が合わなくて。主人が家で見てくれています」と、話していた。
米ツアーでもそうだが、子供が小さいうちはファミリーで転戦できるが、学齢に達するとそのスタイルをずっと続けるわけにはいかないことも覚悟している。「あと1年半で(小学校)入学です。家族の形をどうしていくのか、考えなくちゃいけないなとは思っています」
それでも「ゴルフって面白いな、と思いますね。今になってわかることも色々ある。幸せと仕事がリンクしているのが一番です」と、笑顔を浮かべた。ジュニアの頃から出場していたツアーは、今では後輩だらけになっている。その中で、ゴルフだけでなく様々なことを伝えたいという気持ちも持っている。
「準備ができている選手がどんどん出てきて、日本人が世界で通用するレベルになっている」と、現状を評価。そのうえで「私はアメリカで感覚が変わった。(子供を連れての転戦は)面白いけど大変です。モチベーションがなければ厳しい。でも、ゴルフ界の発展のためにも、若い選手の選択肢が増えるように頑張って声を上げていきたいです。そのためにも、私が結果を出さないと」と、言い切った。
シャイな少女だった「さくらちゃん」は、様々な経験を積んで年齢を重ね、今も女子ゴルフの世界を支える大きな力になっている。どんどん大きくなるゴルフへの気持ちと、家族との時間がそのエネルギーだ。
横峯 さくら(よこみね・さくら)
1985年12月13日生まれ、鹿児島県出身。2004年プロテスト合格。05年のライフカードレディスでツアー初優勝。09年には年間6勝を挙げ賞金女王に輝くなど、宮里藍ととも女子ツアーの看板選手として活躍。21年2月には長男を出産、ママゴルファーとしてツアーで戦いながら永久シードを目指す。ツアー通算23勝。エプソン所属。
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