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- ゴルファーのマナー低下だけが問題? 運営側の対応に“モヤッとする”ことも増えた今日この頃
ゴルファーのマナー低下が問題にされる昨今。しかし、ゴルフ場や練習場の運営側にも首を傾げるような対応が見られるケースはあります。コラムニストの木村和久氏が最近遭遇した事例を見てみましょう。
運営側のゲスト放置や職務怠慢もあるのでは?
日本のゴルフ場はセルフプレー全盛で、ゲスト同士のマナー違反やルール無視が注目されていますよね。でも実はそこに至るまでには運営側のゲスト放置や職務怠慢もあるのではないか?
今回は視点を変え、運営サイドの問題点を探ってみます。具体例がありますので、そのエピソードを元に考察します。
1)練習場でレッスン行為をしているゲスト
いつも行くゴルフ練習場での出来事です。打席に着き、さて練習をしようと思ったら、2つ隣の打席で若い男性2人が、レッスン行為をしており、結構うるさいのです。あ~たらこうたらやって、何球目かに大当たりしたら、ハイタッチして絶叫する始末。
隣にいたおじさんは、私に何か訴えるような眼差しを投げかけます。こんなにうるさくては練習できないと、言っているのでしょう。
さすがにこれはひどいと思い、たまたまこちらは打つ前だったのでフロントに行き、打席を替えてもらいました。ついでに隣のおじさんが困っているので「レッスン行為をして、結構うるさいので、注意したらどうですか?」と意見を言いました。
結果的には何も変わらず、打席の巡回もないし、レッスン行為への注意もありませんでした。

こっちも静かな打席に変えてもらったので、直接の被害はなかったのですが、運営側としてはどうなんですかね。
新しくゴルフを覚える層を引き入れたいのは分かりますが、今まで来ていたお客さんが困ってしまいます。
ちなみにレッスン行為は、どの練習場でも基本禁止となっています。カップルで来て、彼女に軽く教える程度なら、さほど問題視しませんが、大声で騒いで、しかも危険球をバンバン打たれては周囲も迷惑です。
1球いくらで計算している練習場はレッスン行為をしている間、ボールをさほど打たないので儲からない。レッスンをするティーチングプロが常駐しているので、結果的に彼らの仕事を奪ってしまうわけで、本来は注意案件ですけどね。
要は程度の問題だと思います。周りを気にしながら、控えめにレッスンしてくれれば、みんな黙認するんですが。今回の場合は派手にやっていましたから、運営側に多少問題があると思います。
2)キャディーが率先して騒いでどうする?
よく通っているコースでの出来事です。朝のスタートで、しかもそのホールは谷越えで、ちょっと緊張する場面でした。
「さあ、打つぞ」という時に、後ろから乗用カートがやってきました。しかもその乗用カートは、われわれのカートのすぐ後ろに付けるじゃないですか。通常はバックティーあたりに乗用カートを止めて、距離を保つんですけど。
さらにこちらが打つ時も大声を出してしゃべっている。そのうち仲間の一人がボールを谷底に落としてしまった。そして仲間が「ちょっとうるさいよ」と注意をします。
それを見ていた私はその組に、女性キャディーがいることに気づきます。そこからその組に近寄り、何が問題なのかを指摘しました。
「なんでキャディーがいるのにうるさいんですか。キャディーはゲストに注意して静かにさせる役でしょう、キャディーが率先して騒いでどうするんですか?」とね。
そこから後ろの組はものすごくおとなしくなり、しかもわれわれとの距離をものすごく取ってラウンドしていましたけどね。
この問題は何が原因なのか。これはセルフプレー全盛で、滅多にキャディー付きラウンドをする人がいないからだと思います。そうなるとキャディーさんも、連日フルでキャディー業務をやらず、日頃はスタッフとして働きます。そしてたまに呼ばれたらキャディーをやるんだけど、現場感覚を忘れていることが多いんですね。
だからキャディーは突如呼ばれて、うれしくてしょうがない。しかも呼んだ主がいつもの常連かもしれない。つい舞い上がってハメを外してしまうのかもしれません。
セルフ営業が多いコースだからこそ、キャディーさんの教育をしっかりしないとですよね。
3)試打クラブを貸してくれないコース
先日、栃木のAという、大手のゴルフ場グループのコースに行ったのですが、そこは有名メーカーのドライバーの試打サービスをやっていました。
これはいいぞと思ってフロントに行って、リクエストをしたら「購入を前提として試打を実施しているのですが、購入の意思はありますか?」と聞かれました。え~~~、試打って買うか買わないか分からないからするわけでしょう。それを買う意思あるかって質問するんだ。
ちょっとカチンと来たので、そんなの打ってみないと分からないと言うや、別のスタッフが「すでに今日の試打分は貸し出し終了しております」と言うじゃん。
そうなの? 目の前に新しいクラブが大量に陳列しているんだけど……。面倒臭いので、もういいですと言って断りましたが、試打で購入の意志を確認をするって前代未聞ですよ。
私が980円のワークマンを着ていたから、貧乏客と思ったのでしょうか。
これはメーカーの試打キャンペーンに対しコース側が営業に走った結果でしょうね。
だから、買わない客は最初から無視する。ゴルフ業界で長年行われて来た、試打サービスの根底を覆す行為だと思います。
というわけで、些細なことですが、運営側で納得のいかない出来事が頻発しています。目くじらを立てる程ではないけど、スルーすべきことでもないし。奥歯にモノが挟まったような違和感を覚える今日この頃です。
文/木村和久
1959年生まれ、宮城県出身。株式投資から大衆文化まで、さまざまなジャンルで“現代”を切り取るコラムニスト。有名ゴルフ媒体へも長く寄稿してきており、スイング理論やゴルフ場設計にも造詣が深い。近年はマンガ原作者としても活躍。
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