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被害40億円・1000人以上「ゴルフスタジアム事件」ついに最終章 被害者たちは今… 【小川朗 ゴルフ現場主義!】
被害総額40億円超、1000人以上が巻き込まれたゴルフスタジアム事件は、発覚から9年を経て一つの区切りを迎えた。だが元代表の破産免責という結末にも被害者の怒りや後悔は消えない。法廷闘争の終盤で見えたのは“救済なき現実”だった。
「しぶしぶ『関係者の皆様、申し訳ありませんでした』と謝った感じ」
法廷闘争も最終局面を迎えた現在、被害者たちは堀氏をはじめとするGSの幹部たちにどんな思いを抱いているのか。本音を聞きました。
前田隆盛さん(仮名)
「堀に謝罪と賠償しろと言いたい」
沢村恵三さん(仮名)
「堀に対しては怒りしかないです。結果は、意味の無い支払いが有ると言う現実ですね! 皆さん一緒だと思いますが、物価高もある中での支払いはきついです。まぁ、判決も出たので完済します。もう少し、いろいろなケースを考えていれば、契約しなかったと後悔が有ります。判決が出ましたからしょうがないのかなぁ、とも思いますが、怒りしかないですね!」
谷山圭吾さん(仮名)
「その後なんとか返済も完了しいまは平穏な生活に戻りつつある感じがします。当時の事はあまり思いだしたくありませんが、まだまだ返済している仲間の方々の事を思うと、心が痛みます。ゴルスタの関係者には事件発覚後は連絡すらつきませんでした」
一方で、発覚当時1000人を超えた被害者の中にはALS(筋萎縮性側索硬化症=全身の筋力低下と筋萎縮が進行する原因不明の指定難病)との闘病生活の末、無念の思いを抱きながら亡くなった方や、自己破産を選択した方もいます。
被害者たちには巧みなセールストークでレッスンプロたちをだましたGSだけでなく、与信に関わったクレジット・リース会社に対する不満も渦巻いていました。法律に詳しい関係者も最終的な感想として、こう話しています。
「リース会社は、信用情報を気にして破産しにくい庶民たち、即ち社会的弱者を利用して、この低金利時代、暴利を得てきたのではないか? 被害者の多くが初期に破産を選択していたら、リース会社はどうだったのだろうか? 税務上、リース会社はメリットあったかもしれないが、悲惨な社会的問題を引き起こすリース会社の企業イメージははっきりしたのではないか? 大多数の裁判官は世間を知らないので、そのような想像力を持てない。だから、リース会社を勝たせ続けるのだろう」
4月16日、水戸地裁土浦支部。2度目の債権者集会に出席した被害者の原子由美子さんは、堀氏に対し直接謝罪を求めました。その時の模様を、原子さんはこう振り返ります。
「前回の債権者集会でも謝罪は一言もなかったので、今回『堀さんは謝罪の一言もないんですか』と聞いたんです。でも堀はむっとしているんです。裁判官に続いて堀さんの代理人からも促されて、しぶしぶ『関係者の皆様、申し訳ありませんでした』と謝った感じ。まったく誠意が感じられず、(2人に)言われたから謝ったとしか思えなかったですね」
26年4月16日、破産者・堀新氏に対し水戸地裁土浦支部は免責を許可。破産手続きを廃止するとの決定を下しました。免責許可の決定によって支払い義務は残りますが、支払わなくてもよくなります。破産手続きの廃止は、破産者に財産がないため、配当をせず手続きを終わらせることです。
被害者側にも自己破産を選択した方がいる中、堀氏もまた破産へと追い込まれました。これでゴルフスタジアム事件は一つの区切りを迎えたことになります。
取材・文/小川朗
日本ゴルフジャーナリスト協会会長。東京スポーツ新聞社「世界一速いゴルフ速報」の海外特派員として男女メジャーなど通算300試合以上を取材。同社で運動部長、文化部長、広告局長を歴任後独立。東京運動記者クラブ会友。新聞、雑誌、ネットメディアに幅広く寄稿。(一社)終活カウンセラー協会の終活認定講師、終活ジャーナリストとしての顔も持つ。日本自殺予防学会会員。(株)清流舎代表取締役。
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