ロンググリップのパターはいつから取り入れられたのか グリップが長いメリットは何?

ロンググリップのパターを使っている人を1度は見かけたことがあるのではないでしょうか。ロンググリップのパターはいつ頃から取り入れられ、メリットはどのようなものがあるのでしょうか。

ロンググリップのパターが取り入れられたのはいつ?

 ロンググリップのパターは、2016年頃を境に多く取り入れられるようになりました。これには、アンカリング・ストロークを禁止する規則の改正が関係しています。

 アンカリングには固定という意味があり、クラブもしくはクラブを持つ手を身体に直接的もしくは間接的につけて、その部分を支点にしてストロークを行う行為のことを指します。

 日本ゴルフ協会(JGA)のホームページによりますと、2012年に全英ゴルフ協会(R&A)と全米ゴルフ協会(USGA)がアンカリング・ストロークを禁止するという規則の変更案を発表。2016年の規則改正で正式に禁止されました。

パットイメージ 写真:shutterstock

 ゴルフでは、クラブ全体を自由にスイングすることが、伝統的なストローク方法の本質とされています。そのため、クラブを固定して行うアンカリング・ストロークは、この本質を変えてしまうと判断されたのです。

 規則が改正されても、アンカリング・ストロークで使われていた長尺・中尺パターは引き続き使用することが出来ましたが、この規制に合わせるかのように開発が進んだのがロンググリップのパターでした。

 ロンググリップのパターの特徴は、グリップが長く、そして太く重いことです。パターのヘッド部位の重さを重くすることでもストロークを安定させることが可能ですが、グリップを重くすることで、手首でパッティングを行うことが難しくなります。そのため、手首だけでなく、腕や肩など上半身全体を使ってストロークを行う必要があり、結果として安定感のあるストロークにつながりやすくなります。

 ロンググリップを扱うゴルフメーカー担当者は、「パターのクラブ長に対して、パターの持ち方・握り方、またパターのバランスをとるためにロンググリップを採用しています」と話します。このようにパターにはバランスが重要であることが分かります。

 ティーチングプロの関雅史氏も、「パターの重量を上げるために、あえてロンググリップのパターを使っているプロもいます」と話します。

グリップが長いメリットって何?

パットイメージ 写真:shutterstock

 グリップが長いメリットは、通常の長さのグリップのパターよりも安定感がでることです。グリップが長くなると、グリップ自体が重く、そして太くなります。

 すると、グリップを掴みやすくなり、ストロークを行う際に強く打ってしまうリスクが抑えられるようになります。

 パターはドライバーやアイアンなどと比べると、ホールに狙いを定め、決まった方向や距離に打ち出すという正確性が必要になります。

 そのため、より安定したパッティングを行うことが大切です。ロンググリップのパターを使うことで、バランスのあるストロークを行うことができるので、安定したパッティングにつながるでしょう。

 ただし、ロンググリップのパターも、グリップの長さがある分アンカリング・ストロークを行いやすいパターの1つといわれています。パッティングがしやすいからといって、知らぬ間にアンカリング・ストロークを行ってしまうと反則行為となってしまうので、注意するようにしましょう。

※ ※ ※

 ロンググリップのパターは、2016年のアンカリング・ストロークの禁止規制を境に多く取り入れられるようになりました。

 一方で、ロンググリップのパターもグリップの長さがある分アンカリング・ストロークを行いやすいグリップといわれています。アンカリング・ストロークは反則行為となってしまうため、使用する際には注意が必要です。

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