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- 渋野日向子の好調はセッティング変更も要因!? 石川遼のアドバイスでアイアンを4本だけに
スタンレーレディスで約2年ぶりの優勝を遂げた渋野日向子ですが、直近の5試合ですべてトップ10入りと完全復活といって差し支えない好調ぶりです。渋野はスイング改造にも取り組んできた一方、慣れ親しんだクラブセッティングも変更。そこには石川遼との“師弟関係”も影響していたようです。
石川遼のアドバイスでウェッジを4本に
10月第2週のスタンレーレディスで1年11カ月ぶりの優勝を飾った渋野日向子。優勝だけでなく9月から5試合連続でトップ10に入っており、完全復活を遂げています。そんな渋野選手ですが、クラブセッティングを見ると大フィーバーを起こした2019年シーズンとは大きく変わっていました。
まず、今年のセッティングで注目したいのがアイアンセットが6~9番の4本になっていること。19年シーズンは5番アイアンを入れていましたが、それを抜いています。また、フェアウェイウッドでは「一番得意なクラブ」と語っていた5番ウッドを抜いて、3番ウッドと7番ウッドにしています。アイアンを1本減らした分、増やしたのがウェッジです。19年は46度、51度、55度の3本でしたが、21年は46度、51度、54度、57度の4本セット。
ウェッジを4本にした理由について渋野本人は「オフに石川遼選手に会って、いろいろと教えてもらったときに『100ヤード以内の精度を上げたいなら、ウェッジを増やす選択肢がある』と言われました。今思うと、私は今まで51度で50%くらいの力で打ったりして距離をいろいろと調整したりして、1本に頼りすぎていたのかなと思います」
また5Wを抜いたことについては「米国ツアーに出ていたときから7番ウッドを入れていました。5番ウッドとほとんど距離が変わらないのと、米国の硬いグリーンでボールを止めるには高い球で攻めていかないといけなかったからです」と語っています。
ドライバーのロフトは10.5度から8度に
ちなみにドライバーは2年前と同じ「G410プラス」を使い続けていますが、変わったのがロフトです。19年はロフト10.5度という標準的なスペックでしたが、今年から9度表記のドライバーを使っています。さらに、調整機能を使ってロフトを1度立てているので、実際のロフトは8度です。
優勝した「スタンレーレディス」ではロフト8度の効果を十分に発揮したようで、自身の飛距離について「スイングも振れてきたので、平均飛距離が伸びてきた」と語ってましたが、2日目には300ヤード近く飛んだ1打もありました。
一般的にロフトを立てることのメリットとしてはボールスピードを上げる効果がありますが、デメリットとして打球の高さが出なくなります。しかし、渋野はスイング改造によって以前よりも自分のスイングで打球を上げることができるようになったので、ロフトを立てたことが飛距離アップにつながったのです。
飛距離アップした渋野にはさらなる活躍が期待できそうです。
【2021年 渋野日向子の最新セッティング】
ドライバー ピン G410プラス(8度-フジクラ スピーダーNXプロト)
3W ピン G425MAX(15度-フジクラ スピーダーNXプロト)
7W ピン G425MAX(20.5度-フジクラ スピーダーNXプロト)
5U ピン G425(26度-フジクラ スピーダーTRハイブリッド)
6U ピン G425(30度-フジクラ スピーダーTRハイブリッド)
アイアン ピン i210(6I-9I-フジクラMCIプロトタイプ)
PW ピン グライド3.0(46度-フジクラMCIプロトタイプ)
AW ピン グライド3.0(51度-フジクラMCIプロトタイプ)
GW ピン グライド3.0(54度-フジクラMCIプロトタイプ)
SW ピン グライド3.0(57度-フジクラMCIプロトタイプ)
パター ピン シグマ2 アンサー
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