110ヤードを打つクラブをずっと探していた
大王製紙エリエールレディスで約1年振りの優勝を飾った原英莉花選手。昨年は国内メジャー2連勝を飾るなど絶好調でしたが、今年は苦しい試合が続いていました。そんな原選手が調子を取り戻すきっかけになったのが「G」のクラブでした。

原選手のアイアンセットは「ミズノJPX921ツアー」で、ウェッジはキャロウェイ「JAWSフォージド」の52度と58度。そのアイアンセットとウェッジの間を埋めるために投入したのが「ミズノプロ225」の「G」です。「ミズノプロ225」は今年10月に発売された新作アイアンで、「G」はそのシリーズ内にあるロフト48度のギャップウェッジ。原選手はその1本を11月上旬の試合から投入。その利点について原選手は、以下のように語っています。
「ずっと110ヤードの距離を打つクラブがなかったのですが、新作(ミズノプロ 225)の『G』は110ヤードがちょうど打てるので変えました。(単品)ウェッジの48度だと、すごいロフトを立ててもイメージ通りの球が打てなかった。そんなときにミズノさんから(アイアンの流れの)『G』を提案されたので使い始めました」
腰痛の影響で長くしていたドライバーを元に戻して復調
優勝した大王製紙エリエールレディスを振り返ると、単独トップに立った3日目で「G」が大活躍。その日は7つのバーディのうち3つは、「G」で寄せたショットからパターを決めていました。
もう1つ、復活につながったのが46インチに調整したドライバーです。原選手はドライバーについてこう明かしました。
「腰痛があったのでドライバーは少しアンダースペックにして46.25インチにしていました。でも今年4月のANAインスピレーションで使っていた46インチはすごくフィーリングが良かった。だから46インチに戻しました」
原選手は女子ツアーで平均飛距離1位の選手で、ドライバーが最大の武器。そのフィーリングが良くなったことで調子も上向きになったのでしょう。
【2021 原英莉花の最新セッティング】
ドライバー ミズノST-Xプロトタイプ(10.5度-ツアーAD GP-5S)
3W ミズノST200(15度-ツアーAD IZ-5S)
7W ミズノプロ プロトタイプ(18度-ツアーAD IZ-6S)
アイアン ミズノプロ FLI-HI(4I、5I-スチールファイバー95S)
アイアン ミズノJPX921ツアー(6I-PW-N.S.プロ850GH neo S)
GW ミズノプロ225(48度-N.S.プロ 850GH neo S)
AW キャロウェイJAWS FORGED(52度-N.S.プロモーダスプロト)
SW キャロウェイJAWS FORGED(58度-N.S.プロモーダスプロト)
パター オデッセイ トゥーロン サンディエゴ
ボール ブリヂストン ツアーB X