ゴルファーの9割が誤解している!? シャフトの「手元調子」でしなる部分を正しく説明できますか?

ゴルフクラブに興味を持ち始めると、シャフトの“調子”という言葉を耳にするはずです。「先調子」「中調子」「先調子」とシャフトのしなる部分を示すゴルフ独特の表現ですが、ほとんどのゴルファーはこれを誤解していると言います。

「手元調子」でも実は真ん中より先端寄りがしなっている!?

 シャフト選びもよく話題になる“調子”。一般的にシャフトは「手元調子」「中調子」「先調子」に分類されますが、人気クラフトマンの関浩太郎氏はゴルファーの約9割が調子について誤解していると指摘します。

ローリー・マキロイの切り返し。手元調子のシャフトを使っていても、手元がしなっているわけではないことが分かる 写真:Getty Images

 シャフトの調子は英語表記では「キックポイント」と表現されていて、シャフトがしなるポイントを示した言葉です。ちなみに英語では先調子のことをLOW、中調子をMID、手元調子をHIGHと表していますが、日本語では先、中、手元という語を用いることが誤解につながっている、と関氏は言います。

「手元調子というといかにもグリップに近いところがしなっている印象を与えてしまうのですが、実際にしなっているポイントはシャフトの真ん中よりも先側(ヘッド側)です」

 では先、中、手元調子というのはそれぞれどの辺りがしなっているのでしょうか?

「どんなシャフトもしなるポイントはシャフトのセンターからヘッド側なのですが、センターから約15センチくらいヘッド側がしなるのが中調子です。その中調子からさらに5センチくらい先端側がしなるのが先調子。逆に、5センチくらいシャフトの中間地点に近づくのが手元調子に分類されています。つまり、手元調子から先調子までのキックポイントは10センチ程度の幅の中での話。アマチュアの方とクラブについて話す機会の多い私の感覚では、ゴルファーの9割くらいはこの事実を誤解しているのではないでしょうか」

“調子”を誤解しているとスイングにも変な癖がつく

 では、自分に合った調子を見極めるためにはどうしたらいいでしょうか?

「シャフトの調子は打球の左右方向へのバラツキに影響があります。ゴルファー別の相性で説明すると、打球が目標よりも右方向に曲がってしまうスライサーは、先調子を選ぶことでボールがつかまって右方向へのミスを防いでくれます。逆に左方向に曲がってしまうフッカータイプは、手元調子を選ぶことでつかまりすぎを抑えることができます」

 また同じ中調子でも重量の違いによって、しなりの量が違ってきます。

「同じ銘柄のシャフトでも、50グラムの中調子に比べて40グラムの中調子はしなり量が大きく感じるので、感覚的に先調子に感じることもあります。逆に70グラム以上の中調子になるとしなりが少ないので、手元調子に近いフィーリングになる。調子だけでなく重量帯を見極めることがポイントです」

 関氏は「手元調子のシャフトを使っていて、グリップ側がしなるイメージを持っていると、変にタメを作りすぎるスイングになりやすい」と語っていました。スイングに変な癖をつけないためにも、シャフトの調子について正しく理解することが大切です。

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