『プロゴルファー猿』が出迎える藤子不二雄(A)氏の故郷は旅ゴルフの“隠れ聖地”だった

4月7日、藤子不二雄(A)こと、漫画家の安孫子素雄氏が88歳で亡くなったことが分かりました。同氏の生まれ故郷、富山県氷見市はゴルフ旅行で訪れるのに最高の目的地。その魅力をリポートします。

“天然のいけす”富山湾の海の幸とお酒に舌鼓

 ゴルフ旅の楽しみの一つは、旅先でいただく美味しい土地の料理です。全国各地を旅した中で、特に思い出深い“3強”が、これまでは北海道、青森県、高知県でした。それが、この度更新されました。北陸地方の魚は空前絶後の美味しさです!

プロゴルファー猿の壁画

 訪れたのは、富山県氷見市。晴れた日には海越しに立山連峰の絶景を臨むことができるという富山湾の海は、日本屈指の1200メートルの深度があります。そのため、さまざまな魚介類が豊富に獲れ、別名「天然のいけす」とも呼ばれています。中でも能登半島の付け根に位置する氷見は富山県最大の漁港で、氷見寒ブリ、ほたるイカ、そして4月1日から解禁になったばかりの白えびなど、豊富な海の幸の収穫に恵まれています。

 日本一美味しい魚料理がいただける氷見市が、旅ゴルファーの“聖地”と言えるもう一つの理由は、そこが懐かしのゴルフ漫画『プロゴルファー猿』を生み出し、先日亡くなった藤子不二雄(A)(本名:安孫子素雄)先生の故郷でもあるからです。

 自作のドライバー1本でプロゴルファーとして活躍する主人公の猿谷猿丸が、独自に編み出した荒唐無稽な技を駆使して挑戦するゴルフに、当時子どもだった現在の中高年ゴルファーたちは熱狂させられました。

 アプローチショットをピンフラッグに当て、落ちた球を直接カップインさせるプロゴルファー猿の必殺技「旗つつみ」は、この漫画から生まれました。中高年ゴルファーの間では、気の置けない仲間内のラウンド中の会話に今でもしばしば登場する「旗つつみ」は、もはや一般ゴルフ用語として定着しているとも言えます。

 裾のほつれた原色のボーダーTシャツと半ズボンに素足でゴルフ場に出入りする猿のスタイルをはじめ、さまざまな衣装をまといプレーする登場人物たちは、現在のゴルフ場にドレスコードを緩和する傾向が見られることを予見していたかもしれません。

 ほぼ手製の木製ドライバーのみを使ってのゴルフは、遠く17世紀のスコットランドで、羊飼いたちがくるみの木で出来たヒッコリーのゴルフクラブで石ころを転がして遊んでいた頃の、原点のゴルフを思わせます。

 道具や服装などの体裁を気にすることなく純粋にプレーに興じる主人公が、ゴルフは一部の限られた特権階級の人たちの娯楽ではなくて、すべての人に開かれたスポーツであることを示しているのです。

 また、劇中では実在のプロゴルファーが登場し、数多くの名言を披露する場面もあります。それらをぜひ、原作の中で見つけて欲しいです。この漫画をキッカケにプロゴルファーを目指したと公言しているプロも多く、それらの往年の伝説のプロゴルファー達の名言の数々が、この漫画を通して現代のプロゴルファーにも受け継がれていると言えます。

プロゴルファー猿の1シーンを思わせる、地元の氷見CC

氷見カントリークラブから見下ろす富山湾

 そんなプロゴルファー猿の”故郷”である氷見市には、JR氷見線の終着駅である氷見駅を中心に、街の至るところに藤子不二雄作品の銅像や壁画が溢れているので、街歩きも楽しむことができます。

 氷見駅からもほど近い氷見市潮風ギャラリーには藤子不二雄(A)先生のアートコレクションが収蔵され、すぐ近くには、プロゴルファー猿の実物大のリアルフィギュアと壁画があります。壁画はゴルフ場のグリーンの先に氷見海岸が、そこから立山連峰を遠景にしたゴルフ場の風景です。ご本人もゴルフが大好きだった藤子先生は、故郷の氷見カントリークラブをプレーされ、漫画の中でもそのシーンを参考にされていたに違いありません。

 氷見CCは、氷見海岸を見下ろし、遠く立山連峰を臨む高台にあります。コースには緩やかなアップダウンがあり、広々と開放的、池絡みのホールもあります。池の水面が遠く富山湾の海面とつながっているように錯覚させる、ダイナミックな眺望です。特徴的なのは、海風の方向がホールごとに変わるレイアウトになっていて、左右の傾斜や地面の歪みが残されていることでした。ホールアウトして振り返る景色が、実際の歴史以上に雰囲気のある、そんな楽しいコースです。

 レストランのお昼には、氷見牛や地元の海鮮をはじめ、氷見うどんなどの地元の名物料理が楽しめます。藤子先生は、何を召し上がったのでしょうか。

“天然のいけす”富山湾を擁する氷見ならではの美味

【写真】「猿」のふるさと富山・氷見へのゴルフ旅、一部始終を詳しく見る

画像ギャラリー

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