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- 「溝を塗るのはOKだが厚みが出たらNG」松山英樹が失格となったフェースのペイント
パストウィナーに名を連ねる思いで深い大会で失格となってしまった松山英樹。3番ウッドのフェースにペイントしたことが原因でしたが、溝を塗ることそのものは問題なかったようです。
スタートホールで使った3番ウッドに指摘
ミュアフィールドで開催された「メモリアルトーナメント」は、松山英樹にとってPGAツアーで初優勝した思い出の試合。その大会初日に松山はクラブ規定違反により、失格となってしまいました。問題となったのは3番ウッドのフェース面にペイントしたことでしたが、チーフレフェリーを務めたスティーブ・リントールが指摘したのはペイントそのものではありませんでした。

初日のスタートホール、松山英樹がティーショットで使ったのは3番ウッド。その3番ウッドが違反クラブとなり、失格の要因となりました。3番ウッドのフェース面にはボールを型どったような円形状のペイントがありました。米国のゴルフネットメディアがその写真を掲載したことで、競技委員は2番ホールで松山に確認し、3番ウッドを一度預かりました。その後、松山は9番ホールまで3番ウッドを抜いてプレーを続けましたが、10番ホールに入ったところで再び競技委員の説明を受けて、失格となりました。
失格の判定としてはゴルフルールの4-1a「ストロークを行うときに認められるクラブ」の(1)「適合クラブ。ストロークを行うとき、プレーヤーは用具規則の要件に適合するクラブを使用しなければならない」に当たらないと判断されたようです。
今回の松山の3番ウッドは確かにフェース面に修正ペンのようなもので書かれた跡がありますが、実はペイントすること自体はルールに抵触するものではありません。今回、松山に失格を告げたチーフレフリーのスティーブ・リントール氏はラウンド中に異例の公式インタビューを行いましたが、その中でこのように語っていました。
「アドレスした際のアライメントの補助として油性ペンで小さいラインを入れるのは許容範囲だった。しかし、今日、彼が使っていたクラブは溝から大きくはみ出ていたので厚みがあった。それは弾道やスピン量に影響するものだったのでルールを超えていた」
PGAツアーの選手を見ても、例えばアイアンのスコアラインの下2本を白くしたりしている選手はいます。ペイントしてもそれが溝におさまっていれば問題はなかったのですが、今回の松山は溝からペイントが漏れてしまうくらい厚みが出てしまったためにルール違反となってしまったのです。
今回の一件についてスティーブ・リントール氏は、
「松山選手にとってはすごく不運だったが、彼は正直に語り、率直に受け止めていた」と語っていました。
来週の「全米オープン」ではこの失格を跳ね返す大活躍を期待したいところです。
※当初、失格の判定をゴルフルールの4-1a(3)に違反していた、と記述していましたが、松山選手はラウンド中に性能を変えたわけではなく、この規定には抵触しません。お詫びして訂正いたします。
松山 英樹(まつやま・ひでき)
1992年2月25日生まれ、愛媛県出身。2013年にプロ転向し、同年は4勝を挙げてツアー初のルーキー賞金王に。14年から米ツアーを主戦場に戦い、21年のマスターズで日本人男子初の4大メジャー制覇を達成。同年は日本開催のZOZOチャンピオンシップを制し、22年ソニー・オープンでアジア勢最多タイのPGAツアー8勝をマーク。日本ツアー8勝、PGAツアー8勝。レクサス所属。
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