今、売れているアイアンの共通点とは? 失敗しない選び方を“カリスマ”クラブフィッターが解説 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

今、売れているアイアンの共通点とは? 失敗しない選び方を“カリスマ”クラブフィッターが解説

かつて7番アイアンのロフトは32~34度がスタンダードでした。しかし今、人気になっているアイアンは7番のロフトが28度前後になっています。なぜ、ロフトが立ってきたのでしょうか?

同じ7番アイアンでも10度近いロフトの差がある

 今年のアイアン市場で人気になっているテーラーメイドの「ステルス」、キャロウェイの「ローグST MAX」、ダンロップの「ゼクシオ12」にはある共通点があります。それは7番アイアンのロフトが28度前後になっていることです。

7番のロフト角28度のゼクシオ 12アイアン(ダンロップ)

 ちなみにブレード形状で中・上級者を中心に人気のピン「i525」も7番アイアンは29度、女子プロでも使っている人が多い「JPX921ホットメタル」の7番アイアンも29度でした。人気アイアンのロフトが立ってきたことについてカリスマフィッター・鹿又芳典さんに話を聞いてみました。

 なぜ今は7番のロフト角28~29度のアイアンが売れ筋モデルになってきたのでしょうか?

「最近のアイアンは構造と素材が格段に進化しています。昔だったら7番アイアンを28~29度にすると打球が上がりにくくなってしまった。しかし、最近はボディとフェースで異なる素材を使ったり、タングステンを内蔵させて低重心にしたり、ヘッド内部を中空構造にしたりして、打球が上がりやすいヘッドを各メーカーが作れるようになりました。打球が上がりやすくなっていれば、少しでもロフトを立てたほうが飛距離性能が上がります。その結果、各メーカーはメインモデルのアイアンのロフトが28度前後になってきたのです」

 今後も7番アイアンで28度というのは定着するのでしょうか?

「以前は7番アイアンでロフト28度は超ストロングロフトという認識でしたが、今はどんどんロフトが立ってきていて、7番アイアンで25~26度という飛び系アイアンまであります。そうなるとロフト28度は極端にロフトが立っているモデルとは言えません。ただし、個人的には“ゆり戻し”が起きるのではないかと思っています。やっぱり7番アイアンのロフトとしては30度は欲しいところ。実際にタイトリストのアイアンは最新モデルの『T100』と『T200』を前作よりも1度寝かせています」

 今後、アイアンを選ぶときにはどんなところに注意するべきですか?

「ロフトをチェックすることはもちろんですが、素材、構造、ロフトをセットにして確認することが大切です。例えばロフト30度でも軟鉄素材のマッスルバック構造になっているモデルと、ロフト30度でフルキャビティ、さらにフェースがマレージングでボディがステンレスになっているモデルでは飛距離も高さも全然違います。ロフトだけでなく、複合的な視点でアイアンの特徴を分析することが必要になってきています」

 最近のアイアンは同じ7番アイアンでも26度から34度まであり、3番手くらいの幅があります。だからこそロフトに注目してしまいがちですが、本来はロフトだけでなく構造や素材も含めた確認が大切だったのです。

人気アイアンのロフト角(7番アイアン)

ステルス(テーラーメイド)/28度
ローグST MAX(キャロウェイ)/27.5度
ローグST MAX OS(キャロウェイ)/28.5度
ゼクシオ 12(ダンロップ)/28度
i525(ピン)/29度
JPX921ホットメタル(ミズノ)/29度

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