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- 「ビギナーもキレイなスイングを目指すべき?」 ゴルフレッスンの疑問を“教えるプロ”に聞いてみた
ゴルフほど様々な理論やレッスンが存在するスポーツは珍しく、一体何が正解なのか分からなくなっているゴルファーは多いと思います。そこで、レッスンに対する素朴な疑問を、初心者レッスンに定評のあるインドアゴルフレンジKz亀戸店・筒康博ヘッドコーチにぶつけてみました。
ビギナーの自己満足度を上げることが重要
プロのようなかっこいいスイングは簡単じゃないけれど、ついつい憧れてしまうもの。自分の動画を見ると「やっぱりカッコ悪い」「ヤダな〜」などと思い、色々やってみたら、スコアがガタガタに崩れてしまって、「スイングがわからなくなった」なんてことも。

そもそも、ビギナーや100切りゴルファーにスイングの形って重要なの? トッププロから初心者まで幅広くコーチング経験を持つインドアゴルフレンジKz亀戸店・筒康博ヘッドコーチに素朴な疑問をぶつけてみました。
Q.ビギナーに正しいスイングの形は必要?
まず、「PGAツアープロがやっている」などのスイングの形が、まるですぐに「飛距離アップ」や「ベストスコア更新」に繋がるような言い方をしているコンテンツが氾濫している現状があります。
ビギナーがコースデビューをするのに「本当に必要な事」はスイング以外に沢山あります。しかし、スイング以外の所作やマナーなどを「誰が」「どこで」教えてくれるのか? というと、必ずしも周りのゴルファーが上手に教えてくれるとは限りません。
単純に「100切りが上達のゴール」なら、最低限の「当たる」「打てる」を覚えてコースと練習を繰り返せば達成自体は可能です。
事実、みなさんの周りにも「え!?」と思うくらいの独特なスイングでも、90前後でラウンドする人がいませんか? 特に「ゴルフ=スコアメーク」に徹しているゴルファーの場合、スイングの形に固執しませんし、練習よりもラウンドのプレーを重視しているはずです。
Q.そもそもレッスンは何のためにある?
これは8万人以上のゴルファーを見てきた経験談になりますが、ゴルファー自身の「自己満足度」は変化すると思っています。
例えば「同伴プレーヤーに迷惑さえかけなければ良い」ゴルファーでも、100切りを達成すると「次は90前半でラウンドできれば……」と考えるようになったり、ベストスコア更新をすると「もっとドライバーを飛ばしたい」「ショットの内容がもう少し良ければ」など、新たな目標、つまり良い意味での「欲」が出ます。
そんな時に「自己流では限界が来たので一からやり直し」では、かわいそうだと思いませんか?
ゴルフの上達、特にスイングを改善する作業はスクラップ&ビルドになってしまいます。しかし、「何もかも全否定」からスコアアップを目指すメンタルにならないように、「どうせやるなら上達する可能性」を作ってあげるべきだと思っています。
Q.レッスンはスイングだけじゃない?
もちろんです。ビギナーがコースデビューする場合「実際にコースでどんな事が起きるのか?」を、ある程度予習させてあげることも必要だと思います。
例えば、仕事関係でコースデビューする方と、仲間や家族関係でコースデビューする方ではゴルフに向き合うモチベーションも周りの目も少し異なります。
レッスンでは単にボールを打つだけじゃなく、仮想コースラウンドをシミュレーションして、コースに臨む心構えや時間の使い方など最低限の「所作」や「マナー」も実践してもらいます。
個人で楽しめるのがゴルフの魅力ですが、いくつで回るかよりも「誘ってもらえるゴルファー」になって欲しいと考えています。
Q.上達できるスイングはある?
それは「どんなボールを打つため」や「どんな状況でうまく打つため」など、ボールとクラブの関係性から逆算した「インパクトの機能性」がしっかりあるスイングです。
確かに「PGAツアープロがやっている」は魅力的なキャッチコピーですが、実際に本人に聞いた訳でもない「見た目だけ」の形ではコースでのショットやスコアには直結しません。
また、カラダの動き一つをとっても「たった2秒弱」しかないスイング時間の中に入らないポーズを入れようとしても実践できる訳がありません。

一般ゴルファーのみなさんは、仕事や日常生活の中からゴルフをする時間とエネルギーを捻出しています。せっかくならスコアだけじゃなく、スマートでカッコ良くプレーしたいと思うゴルファーがレッスンに来られます。限られた時間の中で少しでもそれぞれのゴルファーが「欲しいもの」を提供してあげられたらと考えています。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。
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