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- 最近「硬いバンカー」が多くない!? 遭遇したときの対処法とウェッジ選びのヒント
バンカーショットに悩むゴルファーは老若男女関わらず非常に多いのが現実。プロのように簡単にバンカーショットをピンに寄せなられないのは、必ずしも腕前だけのせいではなく一般営業のコースメンテナンスの事情もあるそうです。
「砂がないバンカー」って何だ
日本国内において、男女トーナメントを行うコースと一般ゴルファーがラウンドするコースの違いはたくさんあります。距離の長さやグリーンのスピード、ラフの深さや地面の硬さなどはみなさんの想像どおりですが、コースメンテナンスが行き届いている、の一言に尽きます。
中でもゴルファーのみなさんが実感しやすいのが「バンカー」のメンテナンス。たっぷりと砂が入っていてコース設計通りの難易度を演出しています。
一方、コスパのよいゴルフ場では「砂がないバンカー」に苦労することがあると思います。言葉の意味を考えれば、砂がない時点でバンカーじゃないはずですが「そのくらい砂が少なく地面が硬かった」と言いたかったのでしょう。
こんな状態にも関わらず、ものすごくアゴが高ければ「どうやって打てばいいの?」「脱出できない」と感じるゴルファーもたくさんいるはずです。競技でもないのに無理やり頑張って、5回も6回もかかっていたら、コースは渋滞。誰にとっても得はないのですが、トーナメント開催コースではこんなことはありません。
「下がコンクリートみたいなバンカーからどうする?」などの記事を見かけることがありますが、そもそもプロ達には起きない事件。競技としてのフェアを考えた場合は「修理地」になる可能性があります。
プライベートラウンドのルールは臨機応変!?
一般ゴルファーが一般営業のコースをラウンドする場合、大抵はプレーの進行を考えて「OKパット」を採用するはずです。また、カート道路や池などの処置も「この辺りから行くね」だったり、パー3で「今何番で打った?」等のやり取りをしているはずです。
ストロークプレーの正式な競技では、全てルールに抵触しペナルティーが課される行為ですが、プライベートかつエンジョイラウンドで指摘するナンセンスなゴルファーは滅多にいないでしょう。
現実問題として、最近のゲリラ豪雨などの影響からバンカーのメンテナンスを常に良い状態で保つのは難しいです。非常にコストがかかるので、みなさんのプレーフィーをかなり値上げしないと維持するのは大変です。
かといって、あちこちのバンカーを「修理地」にしていたらネットの書き込みが荒れてゴルフ場の評価が下がりかねません。みなさんが現状コスパで楽しく快適にラウンドするなら、当日の同伴メンバーの腕前や状況に応じて「プライベートルール」を採用してみてはいかがでしょうか?
例えば初心者や女子なら「バンカーに入っても今日はノーペナで芝のある所から」とか、「1回だけ挑戦してみて無理なら横から」など。
R&Aルールが存在するのは、競技時にはできるだけフェアにすることとプレーファストで快適にゴルフをしてもらうため。腕前やコンディションに合わないルールを無理に押しつけたり、全体の進行が遅れないことの方がはるかに重要と考えています。
バンカー専用ウェッジの選び方
とはいえ、そんなことはできない事情の方に「バンカー専用ウェッジ」の選び方を紹介します。元々サンドウェッジ自体が「砂」専用ウェッジの意味なのですが、現代はアプローチ兼用になっているのが主流。アプローチには不向きですが、「バンカーだけは打ちやすい」ウェッジもあります。
【バンカー専用ウェッジを選ぶポイント】
1.ロフトが多ければ高く打ち出しやすいので脱出の可能性は高くなる
2.ソールが広いタイプのウェッジはヘッドが効くので、砂の抵抗に負けないでパワーを伝えることができる
3.バンスは、砂が硬いときほど個々の好みが出やすい。上からぶつけることができる人にとっては大きい方が楽に感じるし、跳ねてしまう人にとっては少ないバンスでないとトップしてしまう
バンカーは「ハザード」なので入れた自分が悪いのですが、プライベート&エンジョイラウンドなら自分達が快適にコースを回れる工夫をしてもよいのではないでしょうか?
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