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- プロゴルファーは選手寿命が長いけど…2人の賞金女王が女子プロのセカンドライフに一石
他のスポーツに比べ、選手寿命が長いのがゴルフの特徴。とはいえ、いかに成功した選手といえども、競技だけでは十分な収入を得られない時期は確実に来ます。セカンドライフを充実したものにするために、女子ゴルフのレジェンドたちが立ち上がりました。
女子プロが幅広い分野の知見を身に付けるための勉強会
ケガ、加齢、メンタル、収入、生活環境の変化など、その理由はさまざまですが、どんなに活躍したアスリートにも、いつか第一線を退く時が来ます。ゴルフはほかのスポーツに比べ、選手寿命は長いほうかもしれませんが、現役引退後も人生は続きます。

アメリカのプロスポーツ界は年金制度があり、特にPGAツアーの年金制度は充実していることで有名。5年ツアーに参戦すること、15試合は予選を通過するなどの条件はありますが、勝つほどに、プレー期間が長いほどに受給額がアップ。
明確な金額は公表されていませんが、億単位であることは間違いありません。しかも、本人が亡くなっても子供が受給権を得られるのだとか。
ですが、男女を通じ、日本のプロゴルフ界にそのような制度はありません(男子ツアーに年金制度はあるようですが、引退後の生活を保障できるほどの規模ではないようです)。
ツアーの第一線から退いた後は、解説者やレポーター、タレントやレッスンプロなどの選択肢がありますが、活躍できるのはほんの一握りの選手だけというのが現実のようです。
そんな中、以前から女子プロたちの“セカンドライフ”に問題意識と可能性を感じていたのが、JLPGAツアー通算20勝、1992年・95年賞金女王の塩谷育代です。
「女子プロゴルファーは努力を重ねて築き上げた誇りある職業。積み上げた経験は長く生かされるべきだし、ゴルフに関わる新たな知識を得て未知の能力を開発すれば、ゴルフにつながるフィールドで充実した“セカンドライフ”を送れるのではないか」
その思いを口にすると、少なからぬ女子プロが賛同。そしてコロナ禍の2020年7月、まずはオンラインで勉強会を開始しました。
21年2月に目的を「ゴルフ関連企業への進出を視野に入れたセカンドライフの充実を支援する活動」とする団体とし、「WATCH」と名付けました。「WATCH」とはWoman’s Athlete Take on Courage & Honorという意味。以下のような趣旨を掲げています。
「女性アスリートが苦難を乗り越え勇気をもって新しい世界に挑む! 第三者から認められた名誉、栄誉をプロゴルファーとして築き上げた女性アスリートが、社会に対し持続的に貢献・活躍し続けるための場を広げる活動を行います。女子プロゴルファーがゴルフに関わることで、ゴルフ人口の増加や、ゴルフが生涯できるスポーツであり、健康維持に役立つことをより効果的に広められると考えています。その結果、ゴルフ関連の収益が増し、将来ゴルフ場の支配人等、ゴルフ関連企業への進出を視野に入れたセカンドライフの充実を支援する活動を目指しています」
現在、塩谷を筆頭に、99年賞金女王の村口史子ほか約50人の女子プロが参加。
月イチの“勉強会”では、コース管理や運営、スイング理論にはじまり、ピラティスなどのフィジカルな分野まで内容は幅広く、時には情報を共有し合い、時には講師を呼んで学んでいるのだとか。
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