アマチュアが「フェアウェイキープ率」を出しても無意味? 100切りに必要な現実的スタッツとは? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

アマチュアが「フェアウェイキープ率」を出しても無意味? 100切りに必要な現実的スタッツとは?

プロゴルファーにはフェアウェイキープ率やパーオン率など各種のデータがあり「どのショットがいいのか? 悪いのか?」という明確な指標があります。またトーナメントではSG(ストロークゲインド)と呼ばれるスコア貢献度の指標データもあり、スコアメイクする際の重要度が一目で分かるようになっています。そこで「100切り」にはどんなデータをよくすべきかなのか? 筒康博(つつ・やすひろ)コーチに考えてもらいました。

アマチュアが「確実にボギーが取れる」指標はスタッツでは出せない

 トーナメントでは、各プロのショットやパットなどの各種スタッツ(統計、記録)データがあります。最近はアマチュアでも、アプリなどでフェアウェイキープ率やパーオン率はじめ、各データを管理している人は多くなってきました。

パーを基準にしたプロスタッツ(統計、記録)と「100切り」が目標のアマチュアでは、データや指標が全く異なってしまう
パーを基準にしたプロスタッツ(統計、記録)と「100切り」が目標のアマチュアでは、データや指標が全く異なってしまう

 しかし、データは収集して終わりではなく、分析と対策ができて初めて役に立つものです。フェアウェイキープ率とパーオン率が連動しているプロには有効でも、数字とスコアが連動しないアマチュアの場合はデータが役に立たないこともあります。

 またSG(ストロークゲインド)と呼ばれる「スコア貢献度」もトーナメントプロには非常に有効ですが、アマチュアのプライベートラウンドにそのまま採用しても使い道がないかも知れません。

 とはいえ、練習やレッスンの成果はスコアでしか実感できない多くのアマチュアにとって、スコアメイクする際の指標がないと「練習してもうまくなっていない」と心が折れてしまうのではないでしょうか。

アマチュアがボギーオンできそうな「残り距離」と「状況」とは?

 アマチュアが現実的にボギーオン「できそうな」残り距離は、バンカーを除いた「残り30ヤード以内」くらいではないでしょうか。

 もちろん実際にはボールのライやピンポジションなどで変化しますが、指標を考える上で「目安」になりそうな残り距離として考えてみます。

「100切り」に必要な「確実にボギー」が取れそうなショットデータとは?
「100切り」に必要な「確実にボギー」が取れそうなショットデータとは?

 ピンまで残り30ヤード以内なら、「100切り」を目指すゴルファーが何とか乗せられる可能性があるでしょう。例えば350ヤード(パー4)の場合、ティーショット&セカンドの合計が320ヤードまでなら頑張れそうじゃないですか。ティーショットが180ヤードでも、セカンドで140ヤード打てるクラブなら、苦手なフェアウェイウッドを使わなくても「その日当たる番手」の中で選択肢があるはずです。

 スコアを出すということは数字との戦いになるので、現在の技量に見合った戦略を立てる必要が出てきます。バンカーを除く「ピンまで残り30ヤード以内」の確率が高くなれば、ボギー以内で上がれる確率も比例して高くなるはずです。「ボギーオンキープ率」とネーミングしてもいいかも知れません。

「30ヤードから3打以内」は簡単じゃないけど可能性はある

【写真】最後は結局パター! 人気の定番パター「プロギア シルバーブレード」3モデル詳細画像

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プロギア「Silver-Blade Centered(シルバーブレード センタード)」。ブレード型の「01OS」
プロギア「Silver-Blade Centered(シルバーブレード センタード)」。マレット型の「03OS」
プロギア「Silver-Blade Centered(シルバーブレード センタード)」。大型マレット型の「05OS」
プロギア「Silver-Blade Centered(シルバーブレード センタード)」
プロギア「Silver-Blade Centered(シルバーブレード センタード)」
プロギア「Silver-Blade Centered(シルバーブレード センタード)」
プロギア「Silver-Blade Centered(シルバーブレード センタード)」
ラインナップされているのはブレード型の「01OS」、マレット型の「03OS」、大型マレットの「05OS」の3種類
短い三角形のネックが特徴的。サイトラインも見やすくなり打ちやすさが向上
わずかなオフセット設計によりイメージどおりのラインに打ち出しやすくなっている
パーを基準にしたプロスタッツ(統計、記録)と「100切り」が目標のアマチュアでは、データや指標が全く異なってしまう
「100切り」に必要な「確実にボギー」が取れそうなショットデータとは?
アマチュアのラウンドはグリーン周りの整備が整っていない場合もあるので、30ヤード以内からも油断できない
レーキをかける場合は柄をなるべく平行にしてならす 写真:Getty Images
レーキはバンカーの外に置くのが最も一般的 写真:AC
バンカーの内側にフチと平行に置くパターン 写真:AC
レーキのヘッドをバンカー内に入れ、柄の部分をフチと垂直に置くパターン 写真:AC
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