キャロウェイの大看板「ビッグバーサ」シリーズ最新作が“スライスキラー”として7月14日発売

　キャロウェイゴルフは看板ブランド「ビッグバーサ」シリーズの最新作を7月14日に発売することを発表しました。スライサーのスイングに徹底的にフォーカスした“スライスキラー”という異名を与えられ、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアンのフルラインアップでのお目見えです。

　まずは気になるドライバーの性能ですが、ヒール側にウエートを搭載することにより、「パラダイム」シリーズの中でもつかまりのいい「パラダイムXドライバー」を超えるドローバイアス（フェースが返りやすい重心）となっています。同時に、低重心化と浅重心化も行われているため、無駄なスピンが減少して、吹き上がるような弾道やスライスボールを軽減するとしています。

　フェースの裏にはもちろんキャロウェイ独自の柱状の構造「JAILBREAKテクノロジー」を採用していますが、「パラダイム」と同じX字状のものを採用。安定して驚異的なボールスピードを実現するだけでなく、AIの設計により軽量化も達成しており、低重心化や慣性モーメントのアップにも貢献しているといいます。

　こちらもキャロウェイ独自のAIによって設計された「FLASHフェース」は、拡大したフェースの面積を考慮したものとなっており、高初速エリアが広くなったといいます。フェースのどこで打ってもより高いボールスピードを実現し、スピン量も適正となるため、
ストレートで大きな飛びが簡単に打てるとしています。

　ロフトは10.5度のみ、長さは45.375インチ、ヘッド体積460cc、フレックスはS、SR、Rの3種、クラブ総重量は約301グラム（S）、約299グラム（SR）、約279グラム（R）です。

　価格は1本7万5900円（税込み）と、最近のドライバーにしては低く抑えられている点も魅力です。

　フェアウェイウッドとユーティリティーはともに、AIが専用設計したFLASHフェースとなっており、フェースカップ構造と組み合わされています。フェースのどこで打っても、より安定して高いボールスピードと適正なスピン量を実現するとしています。いずれもアジャスタブルホーゼル、いわゆるカチャカチャが今作から採用されました。

　FWはショートレングス化で一般的な長さよりもやや短くなり、FWが苦手な人でも打ちやすくなっています。番手は3番、5番、フレックスはS、SR、R。価格は1本4万6200円（税込み）です。

　ユーティリティーは番手が4番、5番、フレックスはS、SR、R。価格は1本4万1800円（税込み）です。

　アイアンは大きなオフセット（グースネック）、幅広なソールなど、90年代に大ヒットした当時のビッグバーサアイアンを彷彿とさせる安心感あるシェイプが最大の特徴。そこに大容量のタングステンやカップフェースなど、やさしさと飛びにつながる現代のテクノロジーを詰め込んでいます。エネルギーロスを減らし、打感を良くする「ウレタン・マイクロスフィア」も同社のアイアンで最大級の面積使われています。価格は6～9番、PWの5本セットでスチール、カーボンともに13万2000円（税込み）です。