- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ギア・グッズ
- 意外と難しいユーティリティーのシャフト選び 専用シャフト試打で分かった失敗しないポイントとは?
ユーティリティーのヘッドは気に入っていても、イメージに近い弾道や距離を出すためにカスタムシャフトにしたいと考えているゴルファーは多い。そこで、ユーティリティーのシャフト選びの目安になる重さや硬さを探るため、豊富なスペックがラインナップされた「Fire Express」のUT専用シャフトを比較試打してみました。
軽すぎても重すぎても振りづらくなる! UT専用シャフトに必要な条件とは
ユーティリティー(UT)やハイブリッド(HB)はシャフト選びが難しいクラブです。ロフトやヘッド形状は比較的簡単に選べますが、重さや振り心地、セッティングの流れを考えた「シャフト選び」は難しく選択肢も多くあります。
まず、UTにはシャフトを装着するための「先端径」がいくつかあります。
大手メーカーの場合、アイアンシャフトが装着出来る大きな内径(9.4ミリ)になっているモデルが多く、ウッド用シャフト(8.55ミリ)を装着してもスカスカになってしまい、先端のサイズが合わないので注意が必要です。
しかしウッド型UTの中には、アイアンよりもやや細い先端径(9.1ミリ)モデルもたくさんあります。シャフト交換の前にはヘッドの内径を調べておく必要があり、これが更にUTのシャフト選びを難解にしています。
そこで今回はコンポジットテクノ社の「Fire Express」UT専用シャフト(9.1ミリ)を比較しながら、お気に入りのUTが「最高の一本」になるためのシャフト探しをしてみたいと思います。
軽量でも全く「ブレない」51~77グラムのラインアップ
「Fire Express UT -HR technology-」シャフトは、重量帯(51〜77グラム)が非常に豊富。フレックスは、F1(X相当)~F3(R相当)という独自表示になっています。クラブ重量やセッティングの流れに合わせてシャフトの重量を選び、各重量の中でタイミングが合うフレックスを選んで試打比較してみました。
大手メーカークラブの純正シャフトに多いのが50グラム台のカーボン。「飛ぶけど安定しない」と感じるUT難民ゴルファーがたくさんいますが、かといって「純正スチールシャフトじゃ重すぎる」というゴルファーにとっては専用シャフトの存在は必須。
一般的にクラブセッティング全体の重量フローから考えると、UT専用シャフトは「ウッドよりやや重」かつ「アイアンよりやや軽」が理想的。51〜77グラムの重量帯なら、あとはフレックスを選ぶだけです。
「UT5」「UT6」「UT7」8スペック全てを試打比較して感じたのは、インパクト時の「しっかり感」が適度にあり、軽量で軟らかいフレックスでも「ブレない」ことでした。
「Fire Express」独自の多軸組布と多種カーボンをコンポジットした「HRテクノロジー」は、しなやかさがありながらも必要に以上にトゥダウンやヘッドの開閉をしないので、ブレないインパクトをゴルファーに実感させてくれていました。
軽量モデル「UT5」「UT6」でもクラブ総重量フローさえ整っていれば、振り心地は十分でした。ちなみに110グラムのスチールシャフトをアイアンに装着している僕でも、軽量な「UT6(F2)」が一番のしっくりきました。
そもそも、「楽にスイングして高さと飛距離を出したい」からコースでUTを使います。その際、ロングアイアンのように頑張ってスイングしたくないので、「スイング出力」は抑え目にしました。このスイング感覚に合うスペックは、セッティングの流れより「やや軽め」の中にありました。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking