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HS40m/sで飛ぶのは? テーラーメイド、ピン、キャロウェイ、プロギアの軽量ドライバーを試打比較
ゴルフライターの鶴原弘高が、メーカー各社の新製品を比較試打して性能を検証する定例企画「ギアくら―Gear Comparison club―」。今回は、国内外の4メーカーから発売されている軽量設計のドライバーをピックアップ。各モデルをヘッドスピード40m/sで試打して、飛距離、球のつかまえやすさ、直進性、振り感などを比較検証しました。
低弾道の人が低スピンのモデルを使うと、ドロップして逆に飛ばせない危険性も

ただし、今回の弾道計測は、あくまでも筆者がヘッドスピード40m/sで打った場合の結果です。筆者はもともと打ち出し角が高く、スピン量も多めになるタイプ。だからこそ著者が最大限に飛ばすためには、「PRGR LS」の低スピン性能が効果的だったようです。
逆にもともと弾道の低い人が「PRGR LS」を打つと、低スピンすぎて球が上がりきらず、ドロップしてむしろ飛ばせなくなる危険性が出てきます。当然、最長飛距離モデルは他のモデルになっていたはずです。
ドライバーのスピン量は少なければ少ないほどいいというわけではなく、むしろ球が上がりづらくて困っている人にとっては、スピン量が多めに入るドライバーのほうが安定して飛ばしやすくなります。実際に打って2000~2300回転の最適スピン量を得られるドライバーが、その人にとって最も飛ばせる可能性が高いモデルです。
球のつかまり感、左右へのバラけづらさも4モデルで異なる
4つのモデルを打ち比べると、スピン量だけでなく、他のいろんな要素にも違いが感じられました。特筆すべき項目が、球のつかまえやすさと弾道のバラけづらさです。
筆者の個人的な試打評価ですが、球のつかまえやすさでいうと、「ステルス グローレ」がもっともドローを打ちやすく、「PRGR LS」「パラダイム マックスファスト」「G430 HL」の順にストレート弾道になっていきます。また弾道の直進性では、「パラダイム マックスファスト」がもっとも左右ブレが少なく、「G430 HL」「ステルス グローレ」「PRGR LS」の順となりました。こういった各モデルのクラブ特性も、個々のゴルファーが安定して飛ばせるドライバーを選ぶ際の大切な要素となるでしょう。
試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフクラブ関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。ギア好きゴルファーの会員制コミュニティサイト『3up CLUB』(https://3up.club/)では、配信される動画のキャスター兼編集長を務めている。Instagram :tsuruhara_hirotaka
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