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- スイングの悩みを一発解消!? アマチュアゴルファー3人が「グリップ」を替えたらどうなった?
ゴルフクラブの中で、唯一体と接するパーツが「グリップ」です。気持ちよく握れるかどうか、スイングとマッチしているかどうかがショットの成功率に大きく関わってきますが、ヘッドやシャフトほど、こだわるゴルファーが少ないのが現実です。今回は、グリップを替えることでスイングにどんな変化が出るのか、3人のゴルファーに試してもらいました。
クラブヘッドほど注目されないギアの重要パーツ
その重要性とは裏腹に、ヘッドやシャフトほど注目されないゴルフギアが「グリップ」ではないでしょうか。購入時に装着されていたグリップをそのまま使い、長年交換しない人も少なくありません。ゴルフクラブの中で体と接する唯一のパーツがグリップで、自分に合ったモデルを使うかどうかは、ショットの成功率やスコアに大きく影響してきます。
とはいえ、グリップを替えることでどんな効果があるのか、ピンと来ない人が多いのも事実でしょう。そこで今回は、3人のゴルファーにグリップ交換によってスイングにどんな変化が起きるのか、試してもらいました。現場には、人気グリップ「ゴルフプライド」を展開する日本フェイウィックの高山康寛さんにお越しいただき、グリップのモデルごとの説明や、スイングにもたらす影響について解説してもらいました。
引っかけに悩むルイゴルフさんには「テーパーレス」タイプがマッチ
最初にテストをしたのはルイゴルフ(大塚塁)さん。SNSで発信している100切りゴルファーに向けたワンポイントレッスンが人気で、スイング理論に精通しているルイゴルフさんですが、意外にもグリップには無頓着だと言います。
「ヘッドやシャフトはいろいろ試していますが、グリップは標準装備されているものをそのまま使っていますね。最近は、アイアンで左に引っかけるミスが出ることが悩みですが、もしグリップで直せるならうれしいですね」(ルイゴルフさん)
そんなルイゴルフさんに高山さんが勧めたのは、ゴルフプライドの「CP2 Wrap(ラップ)」というモデルでした。
「グリップは通常、テーパーという形状を取っていて、上から下に向けて細くなっていきます。そのため、左手で握る部分よりも右手で握るグリップ下部の方が細くなり、手とグリップの間に隙間ができることで、スイング中にギュッと握りやすくなり、フェースが急激に返ってしまう可能性があるのです。プロの中にもこの動きを嫌がる選手は多く、右手で握る部分だけグリップの下に巻く接着テープの量を増やして、わざと太くするなど対策をしています。それと同じことが可能になるのが『CP2 Wrap(ラップ)』というモデルで、利き手で握る部分をやや太めに設計しています。このような上下の太さの違いを小さくしたグリップを『テーパーレス』と言います」(高山さん)
「CP2 Wrap(ラップ)」を試したルイゴルフさんは、1球目から明らかな違いを感じたと言います。
「右手がグリップと密着するのですごく安心感がありますし、同じように振っても、左に曲がる量が明らかに少なくなっています。サイズ的には標準的なグリップと同じのようですが、右手で握る部分が太くなるだけで、結果が全然違いますね」(ルイゴルフさん)
続いて、「CP2 wrap(ラップ)」と同じテーパーレス設計でも利き手部分がもう少し太い下巻テープ4枚分相当の太さの「MCC TEAMS PLUS4」もルイゴルフさんに試してもらいました。
「やっぱり右手部分が太いと、ショットの感触がすごく良くなります。ただ、握った時の感触でいえば、好みなのは『CP2 Wrap(ラップ)』ですね。『MCC TEAMS PLUS4』は少し硬く感じて、もう少しソフトな方が手先が力むことなく振れる気がします」(ルイゴルフさん)
「MCC TEAMS PLUS4」はグリップ上部にコードを入れることで滑りにくくしながら、繊細な操作を行う右手で握る部分はラバーだけにしたハイブリッドタイプのグリップです。全体的にしっかり感の強いモデルで、プロの使用者も多いですが、ルイゴルフさんの場合、よりソフトなタイプの方が好感触で、結果も良くなるようです。これについて、高山さんは、次のように答えます。
「握った感触については好みの部分が大きいです。ソフトなタイプの方がグリッププレッシャーが抑えられてスムーズに振れる人もいれば、『MCC TEAMS PLUS4』のようなしっかりしたタイプの方が握っていて安心感があるという人もいます。ちなみにソフトな素材のグリップは、握った時に“グニュン”というネジレが起きやすいモノが多かったですが、『CP2 Wrap(ラップ)』はグリップエンドにコアを埋め込むことでそのデメリットを解消したモデルになっています。ソフトでもねじれないという特性が気に入っていただけたのかもしれません」
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