ドライバーは「3~4ヤードくらい飛んでいました」
「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で今季2勝目を挙げた菅沼菜々。ドライバーと5番ユーティリティーを正式発表前の新「ゼクシオシリーズ」に変更していきなりの優勝でした。

菅沼はドライバーを1週前にテストして調整してもらっていたそうです。
「先週1回テストしたときにちょっと合わなくて作り直してもらったのですが、今週打ったらすごく良かった! スピン量も多すぎず、少なすぎずという感じでちょうどいいですし、ボール初速が出て飛距離も出ます。それで安定感もあったので、このドライバーはスゴイなと思いました。今まで、こんな曲がらないドライバーはなかったです。自分の持ち球のイメージを変えずに打つことができたので、今週から替えて良かったなと思います」
飛距離はどのくらい伸びたのかと問われ、「3~4ヤードくらい飛んでいました」と明かしました。
5番ユーティリティも合わせて新「ゼクシオ」にした理由は「打ったらスゴイ良かった。顔も前のモデルよりカッコいいし、打ちやすいです」とのことでした。
ここまでダンロップ契約の女子プロでは「スリクソン ZX5 MkII」のドライバーを使っている選手が多くいます。しかし、菅沼は以前ドライバーもアイアンも「ゼクシオ エックス」でそろえていました。アイアンは「スリクソンZX5 MkII」にチェンジしましたが、ドライバーは「ゼクシオ エックス」を使い続けていました。
その理由の一つが直ドラです。ダンロップのツアー担当者に聞くと、菅沼は新ドライバーのテストをするときに必ず、直ドラで使えるかどうかも確認するようです。直ドラで打つことを想定すると「スリクソンZX5 MkII」より「ゼクシオ エックス」のほうが打球が上がりやすい。それも「ゼクシオ エックス」をエースドライバーとする要因の一つです。ちなみに菅沼のセッティングには3Wが入っていません。それは3Wの距離を直ドラで打つからです。
本人も「“自称”アイドルゴルファー」と公言していますが、実は彼女のプレースタイルはかっこいいアスリート系なのです。
2023 菅沼菜々の最新セッティング
1W:ダンロップ ゼクシオ ニューモデル(ロフト/8.5度)
4W、7W:ダンロップ ゼクシオ エックス(ロフト/16.5度、20度)
5U:ダンロップ ゼクシオ ニューモデル(ロフト/23度)
5I-PW:ダンロップ スリクソンZX5 MkII
PW、GW、AW:クリーブランド RTX6 ZIPCORE(ロフト/48度、52度、56度)
パター:ピン 2021 タインC