7番アイアンからPWはコリン・モリカワモデル
日本で行われたPGAツアー、ZOZOチャンピオンシップで2位に6打差をつけて圧勝したコリン・モリカワ。モリカワは2020年の全米プロ、21年の全英オープンの両大会で初出場初優勝を達成したことで一気に世界のトップ選手になりました。しかし、全英オープン以来、2年間優勝から遠ざかります。

好調だった21年のドライバーと3番ウッドはテーラーメイドの初代「SIM」でした。ドライバーは22年に「ステルス」、23年は「ステルス2」を投入しましたが、勝てない時期が続きます。そして今年の3月からドライバーを再び「SIM」に戻すと、徐々に成績が安定して、ZOZOチャンピオンシップで2年ぶりの優勝を達成しました。5番ウッドは最新モデルの「ステルス2」にしています。
一方でアイアンは2年前から少し変えています。21年は4番アイアンが「P770」で、5番と6番が「P7MC」、そして7番からPWが「P730」でした。それが今年のZOZOチャンピオンシップでは7番からPWまで「P7CM」になっていました。モデル名の“CM”はコリン・モリカワ(Collin Morikawa)の名前を冠したもの。このアイアンは「P730」をベースに、コリン・モリカワモデルとしてカスタマイズされたアイアンです。今年の開幕戦からコリン・モリカワは使っています。
ウェッジは今シーズンの後半に「ミルドグラインド3」から「ミルドグラインド4」の新モデルにスイッチ。60度だけタイガー・ウッズ仕様のTWソールにしています。そしてパターは「TPコレクション ハイドロブラスト ソト」。コリンはメジャー初優勝した「全米プロ」でも「ソト」の形状を使っており、この形が気に入っているようです。
あらためてコリン・モリカワの14本を調べると、すべてテーラーメイドのクラブでそろえています。その中で、新モデルと旧モデルをミックスすることで、自分に合ったセッティングにしているのでしょう。
コリン・モリカワの最新セッティング
1W:テーラーメイド SIM(ロフト/8度)
3W:テーラーメイド SIM(ロフト/14度)
5W:テーラーメイド ステルス2(ロフト/18度)
4I:テーラーメイド P770
5I、6I:テーラーメイド P7MC
7I-PW:テーラーメイド P7CM
AW、SW:テーラーメイド ミルドグラインド4(50、56)
LW:テーラーメイド ミルドグラインド4 TW(60)
パター:テーラーメイド TP コレクション ハイドロブラスト SOTO