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10月に入って絶好調の石川遼 要因は“特殊センターシャフト”のツノ型パターとウェッジ5本!?
10月に入り、石川遼(いしかわ・りょう)が絶好調。日本オープンでは優勝まであと一歩の2位、翌週のZOZOチャンピオンシップでは日本人最上位の4位タイでした。そのウラには、新パター投入の効果がありました。
フェース面がシャフトより前に出る特殊な挿し方
10月に入って石川遼が絶好調です。日本オープンでは優勝まであと一歩の2位、翌週のZOZOチャンピオンシップでは日本人最上位の4位タイに入りました。
石川のパターといえばL字マレットが有名です。10年以上、エースパターは「オデッセイ ブラックシリーズ ix ♯9」でした。しかし、昨年10月にブレード型で慣性モーメントが大きい「オデッセイ TRI-HOT 5K THREE」を投入。本人は「気分転換です」と言っていましたが、翌月の三井住友VISA太平洋マスターズでは約3年ぶりに優勝を果たしました。
今シーズンも引き続き同じパターを使っていましたが、「日本オープン」の練習日からオデッセイで人気のツノ型パター(♯7)を使い始めました。モデルは「ホワイト ホットXG ♯7CSプロト」です。石川遼はこのパターについて次のように話しました。
「フェースをスクエアにセットしやすいのが気に入っています。重さのバランスも良くて振りやすいです」
またオデッセイのツアー担当者に話を聞くと、「あのパターはセンターシャフトですが、シャフトの入れ方が特殊で、フェース面がシャフトより前に出るように挿しています」と教えてくれました。
通常のパターはフェース面がシャフトよりも後ろにありますが、石川遼のパターは逆になっています。
新エースパターで挑んだZOZOチャンピオンシップではパッティングが冴えます。最終日は一時トップに2打差まで迫る追い上げを見せました。終盤の14番から3連続バーディー。16番では約15メートルの長いバーディーパットを沈め、18番でも3メートルを決めてバーディーで締めました。石川はツノ型パターとも相性が良かったようです。
また、石川のセッティングで特徴的なのがアイアンセットを8番までしか入れていないことです。9番アイアン、PWの代わりには46度、48度の「ジョーズフォージド」ウェッジを入れています。結果としてウェッジが5本のセットになっています。
また、ここ数年は4番アイアンを抜いて、4番ユーティリティー(現在はAPEX UW)を使うようになりました。
10代から活躍を続ける石川遼ですが、30歳を越えてからは徐々にセッティングをやさしくしてきています。それが現在の好調につながっているのかもしれません。
2023 石川遼の最新セッティング
1W:キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンドS(ロフト/10.5度 シャフト/ツアーAD PTプロト)
3W:キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンド(ロフト/15度)
3U、4U:キャロウェイ APEX UW
5I-8I:キャロウェイ APEX MB
ウェッジ:キャロウェイ ジョーズ フォージド(ロフト/46、48、52、56、58度)
パター:オデッセイ ホワイト ホット XG♯7CSプロト
ボール:キャロウェイ クロムソフト X LS
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